魚を食べるとセックスの回数が増える?

魚を食べるとセックスの回数が増える?

2018/06/22
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 魚をよく食べるカップルはセックスの回数が多く、より短期間で妊娠することが、米ハーバード大学の新たな研究で明らかになった。
 寿司を食べることがなぜセックスにいいのか、科学はまだ説明できないが、魚に多く含まれる「オメガ3脂肪酸」には男女両方の生殖能力を高める効果がある、と研究は指摘する。それで魚好きのカップルは妊娠しやすいのかもしれない。
 米学術誌「the Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism(臨床分泌・代謝ジャーナル)」に掲載された同研究は、2005~2009年にアメリカで実施された「不妊と環境に関する長期的調査」に参加した、妊活中のカップル501組の食生活に注目した。
 調査はカップルの生活習慣を1年にわたって追跡調査し、セックス回数や、魚を摂取したかどうかを毎日記録。妊娠の有無は家庭用の妊娠検査薬で判定した。
 その結果、女性の排卵周期ごとに男女の両方が魚介類を8回以上食べたカップルは、0~1回しか食べなかったカップルよりも1年以内の妊娠率が高かった。たとえば、魚介類を週に2回以上食べたカップルの92%が1年以内に妊娠したという。さらに、魚介類の摂取量が最多だったグループは、1年以内に妊娠する確率が最も高かった。
 引用元:ニューズウィーク

名門ハーバード大学のおさかな報告

 論文によると詳しい背景はまだ不明であるものの、魚をよく食べるカップルはより多くの食事を共にしセックス回数も多め。狭心症や心筋梗塞などのリスクも低く実際に長生きをされているそうです。
 魚介類というのは、魚(魚類とクジラ目)と介(古代中国の用語で殻を持つ生き物)を合わせた言葉で、魚類、クジラ、亀、カニ、貝などがこれにあたります。今回はこれらの食材の栄養価について調べてみました。

魚の栄養素

 肉類と比べるとヘルシーなイメージのある魚ですが、実は牛肉や豚肉にも負けない蛋白質を秘めています。
 京都府漁業協同組合によると、肉と魚に含まれるたんぱく質の割合はほとんど同じであるものの、体の中で摂取されるたんぱく質の割合は魚の方が多く、結果的に魚を食べる方がより多くのたんぱく質を得られるそうです。さらに認知症や動脈硬化の予防が期待されているDHAや、血栓や高血圧の予防が期待されている成分のEPAが含まれており、定期的に摂取する事で健康的にセックスを楽しめる体を作ってくれそうな予感がします。

貝の栄養素

 ヨーロッパでは媚薬(aphrodisiac)の語源が、美と愛の女神アフロディテ(Aphrodite)から来ていると言う言い伝えがあり、貝はなんだか効きそうな物として愛用されていました。愛の女神が海から生まれたのだから、魚介類は愛し合う時にふさわしい食べ物ではないか、と言うわけです。
 実際にカキには貧血を防ぐタウリンや、精液の材料にもなる亜鉛、ミネラルが豊富で、男性にも女性にもオススメの食材。かのナポレオンも精力増強の為に好んで食べたとか。

甲殻類の栄養素

 カニには細胞の老化防止、いわゆるアンチエイジングに効果があると言われているビタミンEの他、貝類と同じくセックス・サプリメントとも呼ばれる亜鉛も豊富に含まれており、愛し合うカップルには積極的に食べて頂きたい食材です。
 また日本では長年精力剤として愛されているのがすっぽん。最近の研究により残念ながら昔の人が考えていた魔法のような効果が無い事が分かったものの、必須アミノ酸やビタミンがバランス良く含まれている為、男性機能が健康的に機能する手助けをしてくれる事が判明しています。健康であれば、その分セックスを楽しめる余裕が出来ると言う事なのでしょう。

まとめ

 いかがでしたか。
 調べてみると、どの食材も科学的なデータで証明される以前から精力剤として愛用された記録が多く残っていますね。
 科学的なデータが無くても、我々の先祖達は体感としてこれらの食材を積極的に食べていたのでしょう。
 それにしても、アメリカのカップル達が魚介類を食べるというニュースは意外でした。
 アメリカと言えば分厚いビーフステーキをワイルドに食べているというイメージが強いですが、最近の肉食系セレブはベッドインの前に寿司やカルパッチョを楽しむ、オシャレでスマートな生活を送っているようです。

この記事のライター

yoko

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