新型コロナ マスクはいつ外せる?

新型コロナ マスクはいつ外せる?

2022/04/27
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新型コロナウイルスが流行し始めて3年。もはやコロナ以前の暮らしを忘れてしまっているという方も多いかと思います。それも仕方ないことです。何度も緊急事態宣言が発出され、飲食店や夜の街の時短勤務等が日常化、外出時は必ずマスク、どこかしこに設置されているアルコール消毒液、飲食店の席を区切るアクリル板。

人と距離を取ることも併せて、これらは何の違和感もなくなりました。

しかし、ふと思うのです。この防護体制はいつまで続けなければならないのでしょうか。コロナウイルスが0になるまででしょうか。しかし、それはいったいいつになるのか想像もつきません。

今回はマスクをいつ外せるのかについて、あくまで現状の様子から想定できる考えをご説明致します。

マスク緩和の基準は?

 新型コロナウイルス対策のマスク着用について、日本医師会の中川俊男会長が「ウィズコロナで、マスクを外す時期が日本に来るとは思わない」と発言し、波紋を広げた。新型コロナとの共存を模索する中、欧米ではマスク着用の義務が緩和されつつあるが、日本ではいつまで着用を続けるのか。議論が始まりつつある。

 中川氏は20日の記者会見で「マスクを外すのはコロナが終息した時。疫学的な調査をし、終息すると分かったら、初めてマスクを外していい」などと述べた。後藤茂之厚生労働相も22日の会見で「着用は極めて重要。(緩和は)専門家の意見を聞きながら検討していく」と慎重だった。

出典 https://www.tokyo-np.co.jp/article/173696

専門家によるとマスク緩和の基準は示されていないようです。議論はこれから深まるということですが、少なくともウィズコロナを目指すのならばマスク着脱のへ道のりは遠いのかもしれません。

マスク着用は同調圧力?

現在、流行中のオミクロン株はデルタ株より毒性が弱く、若年層の重症化率、致死率は1%未満。ただし、感染力は高く、東京都の1日の新規感染者数(1週間平均)は5000人超で、昨夏の第5波のピークを上回っている。いつマスクを外せるか個人で判断することは難しい。
 
 「マスク着用は同調圧力というより、もはや社会規範として習慣化した。専門家が緩和の提言をしないと、いつまでも続く」。新型コロナ対策分科会メンバーの大竹文雄・大阪大特任教授(行動経済学)はそう話す。「マスク着用により、子どもが感情を読み取る能力の発達に影響する可能性や息苦しいので運動をしなくなるなどの弊害もある」
 大竹氏は4月上旬の分科会で、「同じ呼びかけを繰り返しても効果がない。屋外ではマスクを外してもいいとメッセージを出してはどうか」と提案した。しかし、反対意見があり、分科会の国民向け緊急メッセージは「適切なマスク着用」との表現にとどまった。

出典 https://www.tokyo-np.co.jp/article/173696

国内ではマスク着用は推奨されているものの、義務とまではされていません。しかし、実際に街中を歩いていると、マスクをしていない人は極めて少なく、着脱すらもはばかられます。

実際、デルタ株に比べてオミクロン株は感染率は高いですが、死者数の割合は多くはありません。マスクを強制的に着用させるほどではないのかもしれません。ただ、マスクを外すとなると、まだ時期尚早ではないかという意見が専門家の間であるのも頷けます。

マスク着用のデメリット

感染拡大初期から治療に携わってきた防衛医科大学校の藤倉雄二准教授は、マスクには熱中症など健康上のデメリットもあると指摘。ウイルスが再び強毒化するなどの変化がなければ、「換気が不十分で密な環境では着けた方がいいが、それ以外では外していい」との考えだ。
 現在は体育の授業でもマスクを着けている学校が多く、暑い季節が近づく中、不安に思う人も少なくない。日本社会は同調圧力が強くマスクを取りにくい空気がまん延しているとの指摘もあるが、藤倉氏は「マスクを外すタイミングをそろそろ本格的に議論すべきだ」と呼び掛けている。

出典 https://www.jiji.com/jc/article?k=2022042300345&g=soc

もちろんマスクには感染拡大防止というメリットがあります。しかし中にはデメリットも。

上記専門家のおっしゃる通り、熱中症になることもあります。「マスクを外すタイミングをそろそろ本格的に議論すべきだ」という発言には同調する方も一定数いると思われます。

まとめ

マスクを外せる時期はまだ明確には決まっていないということが分かりました。今後の感染者が劇的に減少するなどが無い限り、マスク生活はまだまだ続くと覚悟する必要があります。

この記事のライター

mita

mita

大阪在住、28歳のビガーネット編集部員。 広報担当。街中の話題の情報をキャッチするのが得意。趣味は...