本当にワクチン3回目接種は打っていい?

本当にワクチン3回目接種は打っていい?

2022/01/31
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新型コロナウイルスのオミクロン株が猛威を振るっています。ここまで長引くとは思っていなかったという方も多いのではないでしょうか。

オミクロン株はこれまでのコロナウイルスと違い、対応に戸惑っている方も多いと思います。まず、日々の重症者の推移を見る限りは今までのデルタ株よりも弱毒化しているのではないかと思われます。

全国の感染者が史上最多を記録しましたが、行動自粛も一回目の緊急事態宣言と比べるとしていない様に見えます。政府の対策もどことなく迷走しているように見えます。

このようなときに最も影響を受けるのは、若年層とシングルマザーです。シングルマザーは夜の街や飲食店で働いている人も多く、景気の影響を大きく受けます。そして被害に遭うのはいつも子供たちです。新型コロナの濃厚接触者が多発し、全国の保育所が閉鎖され、親が仕事を休まざるをえないという事態が増えています。

このようなとき、個人でできることは何でしょうか。一人一人ができることとしてワクチン接種があります。新型コロナウイルスのワクチン接種者は2回目までは約8割となりましたが、3回目はあまり進んでいないように見えます。

そもそもワクチンは3回打ってもいいのでしょうか。ワクチンの3回目接種について解説致します。

なぜ3回接種が必要なのか

日本で接種が進められているワクチンは、デルタ株等に対して、高い発症予防効果等がある一方、感染予防効果や、高齢者においては重症化予防効果についても、時間の経過に伴い、徐々に低下していくことが示唆されています。このため、感染拡大防止及び重症化予防の観点から、初回(1回目・2回目)接種を完了したすべての方に対して、追加接種の機会を提供することが望ましいとされています。

出典 https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0096.html

ワクチン接種から時間がたつと、免疫力が低下するからだ。デルタ株に対する感染予防効果について、ファイザー社は2回接種から4カ月目には53%まで低下すると報告している。

 モデルナ社が2020年7~10月に実施した臨床試験でワクチン接種を受けた人たちは、2020年12月~21年3月に接種を受けた人たちと比較し、21年7~8月の間にコロナに感染するリスクが1.56倍だった。約5カ月で感染予防効果が36%低下したことを示しており、低下率は違えど、効果が薄れるというファイザー社の研究を裏付ける内容だ。

 ブースター接種で、どの程度、感染を防げるのだろうか。ファイザー社は2021年8月25日、3回目の追加接種により、感染を防ぐ中和抗体の量や強さを示す「抗体価」が接種前の3.3倍に増加したと報告している。

出典 https://www.jiji.com/jc/v4?id=202110shakaibuhatu_wakutin3kaime0001

簡単に説明すると、2回のワクチン接種では対策が不十分ということです。日本人の多くが接種しているファイザー社のワクチンは2回接種から4カ月目には53%まで低下する。そのため3回目の追加接種が必要ということです。

ワクチンの副作用はある?

 副反応で最も多かったのは接種部位の痛み(71%)。倦怠(けんたい)感(56%)、頭痛(43%)が目立ち、全体としては、2回目接種時の副反応の頻度・重症度と同レベルだった。接種回数を増やすことで副反応が強まるという心配はなさそうだが、血栓症や自己免疫疾患の悪化のような重篤な副反応頻度がどうなるかについては、まだ十分な情報がなく、今後の検証が必要だ。

出典 https://www.jiji.com/jc/v4?id=202110shakaibuhatu_wakutin3kaime0001

まだ3回目の接種があまり進んでいないので、あくまで現状ということになりますが、副反応が明らかに強まっているということはないようです。しかし2回目までと同様、発熱や腕の痛みはあるみたいで、ある程度の痛みには耐える必要がありそうです。

ワクチン3回目は打つべきか

オミクロン株がデルタ株よりも重症化率が低いとはいえ、後遺症が皆無というわけではありません。また、例えば自分自身が重症化しなかったとしても、家族などに移してしまい、大事な人が重症化してしまう可能性は払拭されません。

3回目接種が有効というデータもありますので、持病等がなければ積極的に打ったほうがいいでしょう。もちろんこれは強制されるべきものではありません。

まとめ

新型コロナウイルスのワクチン3回目接種についてご説明致しました。ワクチン3回目の接種は自分とその家族や知人を守ることにつながりますので、打てない理由がある場合を除き、接種が推奨されるべきでしょう。

ただこれは現時点での情報を基にした意見です。今後、オミクロン株感染の波が急速に収まるかもしれませんし、また新たな変異株が見つかりより状況が悪化する可能性もあります。

大切なのは情報から目を背けず、知識をアップデートしていくことだと思われます。

この記事のライター

mita

mita

大阪在住、28歳のビガーネット編集部員。 広報担当。街中の話題の情報をキャッチするのが得意。趣味は...