日焼け止めは、皮膚を紫外線から保護するために欠かせないアイテムです。
これからの季節、さらに活用する機会が増えることと思います。
効果や使い方について確認して、日焼け止めの有効性を高めましょう。
このコラムでは、日焼け止めの主要な成分と、それぞれのシーンにおけるおすすめの使用方法についてお伝えします。
日焼け止めの主要成分
紫外線吸収剤
化学的に紫外線を吸収し、熱に変える成分。
代表的なものには、アボベンゾンやオクトクリレンがあります。
物理フィルター
紫外線を反射・散乱して肌に届かないようにする成分。
酸化亜鉛や二酸化チタンが代表的です。
保湿成分
日焼け止めには、肌を保護し乾燥から守るための保湿成分が含まれています。
グリセリンやヒアルロン酸などが一般的です。
抗酸化成分
紫外線による活性酸素から肌を守るために、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化成分が配合されることがあります。
日焼け止めの選び方
SPF(Sun Protection Factor)
UVB(紫外線B波)を防ぐ力を示します。
数値が高いほど効果が高いですが、日常使いにはSPF15〜30が適しています。
PA(Protection Grade of UVA)
UVA(紫外線A波)を防ぐ力を示します。
+の数が多いほど効果が高くなります。
日常使いにはPA++が目安です。
肌に優しい成分
アルコールフリーやパラベンフリーなど、肌に優しい成分を含んでいるか確認しましょう。
無香料のものを選ぶのもいいですね。
『敏感肌用』などと明記されているものを選択することも一つの方法です。
ベビー用や敏感肌用の日焼け止めは、肌への負担が少なく安心して使えます。
アレルギー対策
天然由来成分や低刺激性のものを選ぶと安心です。
シーンごとの使い分け
日常の外出
PF15以上の広範囲に対応した日焼け止めを使用し、顔や手など露出部分に塗布します。
特に、オフィス勤務や通勤時にも使用をおすすめします。
水泳やスポーツ
ウォータープルーフの日焼け止めが必要です。
水や汗で落ちにくい性質がありますので、頻繁な塗り直しが不要です。
長時間の屋外活動
SPF30以上の日焼け止めを選び、2時間ごとに再塗布することを忘れないでください。
特に直射日光が強い午前中から午後3時までの間は注意が必要です。
日焼け止めの効果的な塗り方
均一に塗布
顔の場合、500円玉大の量を目安に、頬・額・鼻・顎に少量ずつ置き、丁寧に伸ばします。
首や耳の後ろも忘れずに行いましょう。
重ね塗り
一度塗りでは効果が不十分な場合があります。
2回に分けて塗るとより効果的ですよ。
こまめな塗り直し
特に汗をかいたり水に触れた後は、必ず塗り直しましょう。
2〜3時間おきの再塗布が理想的です。
まとめ
日焼け止めは、紫外線から肌を守るための最前線の防御手段です。
成分や使用シーンに応じて最適な製品を選び、正しい方法で使用することで、肌の健康を保ちつつ、日常生活をより快適に過ごすことができます。
自身のライフスタイルに合わせた日焼け止め選びを心がけ、長期的な肌の健康を守りましょう。