新型コロナ マスクは外してもいい?

新型コロナ マスクは外してもいい?

2022/10/31
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新型コロナウイルス感染症はまだまだ終息していませんが、街の空気は昨年などとずいぶん様変わりしたように感じます。

まず第一にマスクを外して歩いている人を見かけるようになりました。その中には地下鉄などの車内でも着けないで乗車している方の姿もちらほら見られます。

そしてもう一つは密になる場を避ける傾向もずいぶん和らぎました。全国旅行支援という旅行支援策も始まり、旅行客も増えてきました。行楽先の店内でも人数制限をしている所はかなり減ったように思われます。

感染症への脅威が幾分やわらいだかに見える昨今ですが、コロナ対策はみはや不要なのでしょうか。今回はとくにこのうちのマスク着用の是非についてご説明致します。

マスクは外してもいいのか


<屋外>
○マスク着用を推奨
 他者と身体的距離(2m以上を目安)が確保できない中で会話を行う場合のみです。
○それ以外の場面については、マスクの着用の必要はありません例:公園での散歩やランニング、サイクリング/徒歩や自転車での通勤、屋外で人とすれ違う場面)。
  特に夏場については、熱中症予防の観点から、屋外でマスクの必要のない場面では、マスクを外すことを推奨します。
<屋内>
○マスク着用の必要がない
 他者と身体的距離が確保できて会話をほとんど行わない場合(例:距離を確保して行う図書館での読書、芸術鑑賞)のみ。
○それ以外の場面については、マスクの着用を推奨します。

出典 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html

これについて簡単にご説明するとマスクは人との距離が取れる場合は、屋内・屋外問わず外しても良いことになっています。

いつの間にルールが変わったのかと、驚いた方も多いと思いますが、これが政府見解です。背景には、新型コロナウイルスの死者数の大幅な減少というものがあります。

実はコロナ初期の2019、2020年と比べて、現時点でも感染者数は多いです。しかし、重症化率、死者数の割合は感染者に対して非常に低く、以前のような脅威はなくなってきています。

マスク着用が緩和したわけ

結果としてマスク着用の基準が緩和したと言えると思いますが、なぜ急にこのような対応となったのでしょうか。

一番は前述しました。重症化率、死者数の減少です。感染者が多く増えることも問題なのですが、死亡率も高くないとなるとそこまで脅威なのか疑問が残ります。もちろん新型コロナウイルスに感染したり、感染させないように細心の注意を払わなければいけないのはもちろんのことなのですが、かといって、ずっと外出制限を自らに科すというのも限度がなく、いつまでも続けることはできません。

そしてもう一つの理由がコロナの弱毒化と言われています。

私たちが最初にコロナウイルスを脅威と感じた理由を思い出してみましょう。それは言うまでもなく、決して低くない確率で亡くなる怖れがあったからです。

そしてこの頃のウイルスはデルタ株と呼ばれていました。今流行しているものはこのデルタ株が変異してオミクロン株と言われています。

オミクロン株の特徴は感染こそしやすいが、重症化しにくいというものです。オミクロン株が流行った結果、コロナ感染者は過去最高の人数となりました。しかし、現在に至っても、感染者数の割には死亡者はそれほど増えていません。

ワクチン接種者が増えたことも理由として考えられます。国民の8割以上がワクチン2回目以上を摂取しているため、コロナに対する耐性は何も対策していなかったときよりも上昇していると考えるのが妥当でしょう。

まとめ

マスク着用の是非についてご説明致しました。結論として、他人と距離を取れるならばマスクは外しても構わないということになります。

しかし、まだまだマスクを外すことに抵抗がある人も多いでしょう。実質屋内ではマスクを外している人は多くはありません。

そのため当分はこれまで通りマスクを無理に外さず、着用し続けることが賢明でしょう。

ただ、自らに熱中症に近い症状が出た場合や、息苦しく感じたときは周囲との距離をとり、外して行動することはなんら問題ございません。

この記事のライター

アイ

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