「冷え腸」を改善して風邪予防!

「冷え腸」を改善して風邪予防!

2019/02/18
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2月は1年の中で最も寒い季節。風邪をひかないよう、厚着して外出しているかと思います。女性にとって冷えは美容と健康の大敵です。

最近話題になっている「冷え腸」という言葉ご存知ですか?腸が冷えると体が不調になります。健康志向の女性の間では腸を元気にしようと対策をする方が増えています。

きちんとお風呂に入っているのに、体の冷えが取れない…。そんなときは、腸が冷えて体全体の機能が低下している恐れがあります。外気による体の冷えは、内臓も冷してしまいます。腸も例外ではありません。

腸が冷めると体はどう異変をきたすのか、逆に温めるとどのような効果があるのか。分かりやすく解説していきます。

腸が冷えるとダメな理由

腸は排せつ機能を伴っています。そのため冷え腸になると便秘になってしまいます。体内に毒素と不要な水分を貯め込むこととなり、ますます体を冷やすという悪循環につながります。

腸は脳からの命令がなくとも、自力で活動を行うことができます。この腸が正常に働くことで、健康を保てるといえます。腸はウイルスなどと戦う免疫細胞の6割があつまる場所。腸が免疫細胞を動かしているのです。

しかし、腸が冷えると本来の活動が出来なくなります。そうすると悪玉菌や発がん性物質、活性酸素などの体に有害なものをやっつけることが出来なくなり、免疫力の低下、体調不良を引き起こします。

免疫力が低下するとどうなるか。風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまいます。あまつさえ、自律神経の乱れ、肌荒れ、がん細胞の増殖にもつながり、大変危険な状態となってしまいます。

そのため腸を正しく活動させるために、きちんと温め、腸内バランスを保つことが大事なのです。

腸を温める食材とは?

やはり腸は内部から温める必要があります。食材には体を冷ますもの、温める効果のある物とそれぞれ存在することをご存じですか?

チーズ、ごぼう、かぶなどの根菜類やりんご、さくらんぼ、ブドウ、日本蕎麦、黒砂糖、黒豆、ひじき、黒ごま、紅鮭、赤身肉、卵、小豆などは体を温める効果があります。特に根菜類のように土の中で育った野菜は熱を生み出す効果があると言われています。

おすすめの食事方法

冷え腸を改善するには食生活の見直しが不可欠です。積極的に腸を温める食材と食事方法をご紹介します。

まず朝の寝起き。起きたての体には白湯(さゆ)が効果的です。量は100〜200mlくらいが目安。飲めるくらいの温度になるまで常温で冷ましましょう。レモン果汁を大さじ1杯程度プラスするとデトックス効果も期待できると言われています。

レモンの香りは刺激を与え、寝起きでまどろむ思考をすっきりさせます。腸の動きを活発にする効果もあるといわれ、まさに寝起きにぴったりです。

夕飯は香辛料を使ったカレーやタイ料理がおすすすめ。整腸作用や血行促進、体温を上げる効果があるうえに、食欲増進作用もあり体が元気になります。数あるスパイスの中でもガーリック、ブラックペッパー、唐辛子、コリアンダーの香りは胃腸の消化を助けて腸と体を温めてくれるため、冷え性に効果があるとされています。

また冷え対策の定番、ショウガを使った料理も作ってみましょう。漢方の本場である中国では大昔から薬草として重宝されました。生姜の辛味成分である「ジンゲロール」と「ショウガオール」には血行促進の効果と胃腸を刺激することで熱が作られ、体の末端まで温めてくれる作用があります。

夜は温かいココアを飲んで眠りの質を高めましょう。ココアに含まれるポリフェノール、リグニン、ミネラルは腸内環境を整えてくれます。腸が冷えて便秘気味かな?という時は、オリーブオイルを小さじ1杯ほど加えてみましょう。胃に膜ができ、腸を温める効果が持続しますよ。

まとめ

私達の身近にある食材で、無理なく腸を温めることができると分かりました。

体の調子を整えるためには、食生活の改善が基本です。過度なダイエットや無理な暴飲暴食などで腸を困らせていないか、今一度チェックしつつ、風邪とは無縁の美しい健康体を目指しましょう。

この記事のライター

アイ

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