新型コロナのワクチンは副作用があるの?

新型コロナのワクチンは副作用があるの?

2021/06/24
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新型コロナウィルスに振り回されている毎日をお過ごしのことかと思います。テレビをつければコロナ。新聞を見てもネットを見てもコロナ。たまに友人と会ったかと思えば話題はコロナが中心…。このような方が多いと思います。うんざりしているのではなかろうかとお気持ち推察致します。

しかし、やはり多くの人が最も注目しているものであり、コロナに全く触れないというほうが違和感を覚える世の中です。同情は致しますが、感染が落ち着くまでの辛抱ということで耐えるしかありません。

しかしこの1か月で状況はかなり変わりました。変わったといってもこれまでのように感染状況が悪化したということではあません。むしろその逆で感染が収束しつつあるとまではまだいいませんが、ようやく希望が見えてきました。

なぜかというと、皆さんもご存じのように、ワクチン接種が開始したからです。しかもただ始まっただけということではありません。日本は新型コロナウィルスのワクチンを独自で開発できず、全量を輸入に頼っております。そのせいでワクチン供給が欧米に比べ著しく遅れました。これは事実ですし、いつになったらワクチンが打てるのかやきもきしたことと思います。

しかし現在の状況はちょっと違います。確かに接種開始のタイミングは大幅に遅れをとったのですが、ひとたびワクチンを打ち始めたら予想以上にハイペースで接種が進んでいます。なんと簡単に1日100万回の接種目標を突破。65歳以上の高齢者の大半が既に打っているという状況になってきました。

このまま国民全員の接種が終わると大丈夫と思う人も多いかもしれません。けれどもそれは簡単ではないかもしれないのです。ここにきて懸念されるべき問題が起きてきました。若年層でワクチンの副作用を気にして、接種を望まないと答える人が増えてきているのです。本当だったら副作用問題は大問題ですが、そもそもこの副作用。本当にあるのでしょうか。

詳しく解説していきます。

ワクチンの副作用はない?

本剤はメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンです。SARS-CoV-2のスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだ製剤になります。本剤を接種し、mRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、このmRNAを基に細胞内でウイルスのスパイクタンパク質が産生され、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。

 新型コロナウイルス感染症の発症を予防します。
 ワクチンを受けた人が受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないということが分かっています。(発症予防効果は約95%と報告されています。)
 なお、本ワクチンの接種で十分な免疫ができるのは、2回目の接種を受けてから7日程度経って以降とされています。現時点では感染予防効果は十分には明らかになっていません。ワクチン接種にかかわらず、適切な感染防止策を行う必要があります。

 主な副反応は、頭痛、関節や筋肉の痛み、注射した部分の痛み、疲労、寒気、発熱等があります。
 また、まれに起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。 
 なお、本ワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性があります。接種後に気になる症状を認めた場合は、接種医あるいはかかりつけ医に相談しましょう。
 万が一、ワクチンの接種によって健康被害が生じた場合には、国による予防接種健康被害救済制度がありますので、お住まいの各自治体にご相談ください。

引用 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_pfizer.html 

こちらはファイザーワクチンに対する厚労省の見解です。

主な副反応は、頭痛、関節や筋肉の痛み、注射した部分の痛み、疲労、寒気、発熱等があります。としています。まれに起こる重大な副反応は、スズメバチに刺されたときに出るようなアナフィラキシーがあるとのことです。

更に見過ごせないのは次の一文です。 


 なお、本ワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性があります。

この記述からは厚労省でもワクチン接種の副作用について明確に分かっていない。と結論付けることができます。

ワクチンは安全か

しかしそれは仕方がないことかもしれません。そもそも地球上に100%安全なワクチンなどどこにもないのです。インフルエンザのワクチンでさえ100%とはいいきれません。体質によっては重篤な症状が出ます。重い副反応として、ギラン・バレー症候群、急性脳症、急性散在性脳脊髄炎、けいれん、肝機能障害、喘息発作、血小板減少性紫斑病等が報告されています。

まとめ

しかしこれらは5%以下の確率です。これを見て接種を控えるかは個人の判断になりますが、ワクチンも副作用も絶対安全なものは何もないという前提は知っておいたほうがよさそうです。

この記事のライター

mita

mita

大阪在住、28歳のビガーネット編集部員。 広報担当。街中の話題の情報をキャッチするのが得意。趣味は...