6月なのに記録的な暑さが続いています。史上最短で梅雨が明けたかと思いきや関東では40度を観測するなど一気に夏がやってきました。
もちろんここ関西でも連日の猛暑。エアコンなしでは生活できません。
例年であれば、暑さこそ大変ですが、プールや海で涼むということも簡単にできました。
しかし、今はまだコロナ禍。人手の多そうな所に行っても大丈夫なのでしょうか。
そもそも、熱中症対策とコロナ対策はどちらを優先すべきなのでしようか、
こちらを詳しくご説明します。
新型コロナとは
「COVID-19」という病気を引き起こす病原体の名称は「SARS-CoV-2」であるが、日本ではもっぱら病気の名前は「新型コロナウイルス感染症」、病原体の名称は「新型コロナウイルス」と呼ばれている。SARS-CoV-2は2019年に中国武漢市で発見され、全世界に感染拡大した。ウイルスの遺伝子配列からコウモリのコロナウイルスを祖先にもつと考えられるが、一部の配列がセンザンコウのコロナウイルスと似ているという報告があり、過去に2種類の動物コロナウイルスが遺伝子組み換えを起こした可能性が考えられる。
実際にどのような経緯でこのウイルスが人類に感染するようになったのかは明らかになっていない。2021年9月までに世界で感染が確認された人は2億2千万人、死亡者は455万人であり、以前のSARSやMERSとは伝播性と病原性において明らかに異なるウイルスであるといえる。
ヒトからヒトへの伝播は咳や飛沫を介して起こり、特に、密閉・密集・密接(三密)の空間での感染拡大が頻繁に確認されている。高齢者や心臓病、糖尿病等の基礎疾患を前もって患っていた人では、重症の肺炎を引き起こすことが多いが、20歳から50歳代の人でも呼吸器症状、高熱、下痢、味覚障害等、様々な症状が見られる。一方、健康な人での重症例や死亡例も稀にではあるが確認されている。子供への感染も頻繁に確認されるが、軽症もしくは不顕性であり、子供を介した高齢者への伝播が問題視されている。
有効性の高いワクチンが次々と開発され、前例のないスピードで人への接種が実現したが、その中でも新しい技術で作られたmRNAワクチンの普及が急速に実現したことは、人類の感染症対策における大きな前進といえる。今後このウイルスは人類に定着して蔓延することが予想される。他の4種類の風邪のコロナウイルスと同様に、人類と新型コロナウイルスが共存できるようになるためには、人類の方でワクチン接種率を高め、ウイルスに対する抵抗力をもった集団を作っていく必要がある。
出典 https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/9303-coronavirus.html
熱中症とは
熱中症とは、高温多湿な環境下で、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体内の調整機能が壊れるなどして発症する障害のことをいいます。かつては、夏の暑さや炎天下で具合が悪くなったり倒れたりする状態は、日射病などと呼ばれていました。また、医学的には、以前は重症度に応じて熱疲労、熱けいれん、熱射病などと呼ばれていました。
しかし、必ずしも熱が加わる灼熱しゃくねつのような状況でなくても発症する恐れがあることから、現在では「熱中症」と一括りにして呼ばれるようになりました。
熱中症は炎天下での運動などで発症しやすいことが知られていますが、高齢者が熱帯夜にエアコンを使用せずに寝ているうちに発症することもあります。
出典 https://medicalnote.jp/diseases/
マスクは必要なし
熱中症とコロナ対策のどちらを優先すべきか。これは熱中症対策です。
理由は熱中症の方がより重篤な症状になりやすいからです。場合によっては死亡する可能性もあります。
新型コロナももちろん重篤になる可能性はではありませんが、現在流行しているオミクロン株であれば重篤になるリスクは低いです。
もちろんデルタ株流行のときであったら、この結論も違ったものになったことでしょう。
現在では厚労省も屋外でマスクを外すことを推奨しています。屋内でもマスクは必要ない場合もあると広報しています。
https://www.mhlw.go.jp/content/000952020.pdf
夏場の新型コロナ対策
マスクの推奨はほぼなくなったと言えます。しかし、だからと言ってコロナ対策をやめろとまでは言っていません。
夏場のコロナ対策としては、こまめな換気を呼び掛けています。これはエアコン使用中であってもです。何故かと言うと、ほとんどのエアコンは室内の空気を循環させる機能しかなく、換気の機能はないからです。
まとめ
熱中症対策とコロナ対策は熱中症対策の方を重視すべきだということが分かりました。ただ、この情報は今後変更されることがないとも限りません。
常にニュースを見て、コロナ情報を気にかけることが大切です。