自分が好きな相手としか付き合わないという女性が最近多いと聞きます。一見すると普通の事で、何もおかしな点はないように見受けられますが、人間誰しも年をとると理想通りにはいかないと知り、妥協します。しかし近年はアラフォーに近くなっても理想を捨てきれない女性が増えてきているのです。
自分が大好きになった相手と良好な関係になれるということはとても素敵なことです。しかしそれが望み通りにならない期間が長くなると、男性をどんどん理想化してしまい、手がつけられない状態になります。
こうなると良い人が本当は身近にいるのに気づけない、という悲劇も。「追いかける恋をやめたら幸せになれた」ともよく聞きます。では上手に追いかける恋から抜け出すにはどうすればよいのでしょうか。
理想的な男性などいないことを知る
いきなり刺激的なタイトルですが大まかに言いたい事はこういう事です。アイドルグループを追いかけている方に多いのですが、男性の外面だけしか見えていない人がいます。しかしイケメンもアイドルも人間であり、一人の男性です。正直内面はその辺の中年オヤジやヤンキーと大して変わりはありません。これは女性にも言える事です。
ただいわゆるスターの人たちは演じることが非常に上手い。見かけに騙されてはいけません。”化粧”が上手いだけです。どんなに綺麗な女性もスッピンにすれば毛穴が目立つように、皮を一枚剥げばイケてる男性も普通の青年です。下品なことだって言います。悪口も言います。何が言いたいかというと「男性に期待しすぎてはいけない」ということです。その理由をもう少し詳しく解説します。
世間一般の良い男性の特徴
例えば20代で年収1千万、大手IT企業勤務、ちょっとワイルドな見た目で優しい性格。ファッションセンスも○。イケメン高身長で高級車持ちという人がいるとします。
このような人は激しくモテます。あなたによほどの魅力が無い限り振り向いてもらうことも難しいでしょう。そして運よく振り向いてもらえたとしても、常に相手のペースに振り回されることになります。誘惑も多く、精神的に辛い日々も待っています。
このようなパーフェクトに近い男性との恋愛はオススメできません。人間には光と闇が必ずあります。輝いている人はその分心の闇も深いのです。追いかける恋が幸せになれない理由です。
歳を重ねると分かること
ずばり「理想が幸せだとは限らない」ということが分かります。これはどういうことかというと、自分の好みを自分できちんと把握できていないと、理想に取りつかれてしまうということです。
もう少し詳しく説明します。若い女性はよく次のような王子様との出会いを期待します。クールなイケメンで、金持ち、声も低くて優しい男性…というようなものです。
よく聞く話です。しかし胸に手を当てよく考えてみましょう。これは本当にあなたの好みの男性ですか？と私は問いたいです。
世間一般の素敵な男性=自分の好きな男性、このように勘違いしているのではないでしょうか。
イケメンよりも実は少しぽっちゃりして穏和な表情の人が良いな、金持ちの男性とタワマンに住むより、庶民的な生活のほうが落ち着いていいな。など歳を取ると自分が本当に望んでいるものが分かってきます。自分自身に素直になれていくのですね。
そして自分がいかに無知だったか、アホだったかと赤面するのです。そうやってみんな大人になります。歳を重ねることのメリットです。
追いかける恋がおすすすめできない理由
声を掛けてくれた男性の誘いを無碍に断ったことはありませんか。それは非常にもったいないことなのです。あなたが知らない魅力を隠し持っていることもあるからです。
スノーボードが得意な女性なら「一緒にボードを楽しめる人」と交際相手に条件がつくと思います。しかしこれだと出会う男性がとても限定的になってしまう。幸せをつかむチャンスを自ら半減させていることが分かりますよね。なぜならスノボに興味がなくても、より魅力的な特技や趣味を持った相手かもしれないからです。
自分はこういう女性なんだ、自分はこんな恋がしたいと強く思っている女性は自分で自分の世界をガチガチに狭く固めてしまい、苦しい恋になります。狭い世界観のなかで右往左往しても、広がりなどありません。
たかだか2、30年生きたくらいで世の中を知った気になると重大な落とし穴にはまってしまいます。追いかけるのもいいですが、たまには違う考え方の人の話に耳を傾けるのも成長につながります。
まとめ
追いかける恋から抜け出す方法は、何事も決めつけないことです。「あの人は見た目がダメ」「喋り方がイヤ」といつまでも中学生女子のような感じだと、良い恋愛からどんどん離れてしまいます。
ただ成功は失敗のうえに成り立つものです。今は自分が信じる道をとことん突き進むのもいいでしょう。
男性に理想を求めすぎないことです。気が合うなぐらいがちょうどいいということが分かってくると思います。
