新型コロナ 人出は戻る?

新型コロナ 人出は戻る?

2022/05/31
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新型コロナウイルスが流行して3年目。この間経済活動は大きく制限されことになりました。それもそのはずです。そもそもインバウンド消費に代表されるような外国人の流入がほとんどなかったのです。

商品を爆買いしてくれる外国人観光客なしでは、日本の観光も人手も回復したとは到底言えません。

しかしここにきて状況が変わりつつあります。新型コロナウイルスの感染者が減ってきただけでなく、重症者も随分と減りました。政府もこのまま感染拡大だけを考えていい物か悩んでおり、国民の間からも自粛疲れの反発からか、日常への回帰を求める声が挙がるようになってきました。

ただ、現状新型コロナウイルス感染症が収束したわけではありません。確かに感染者数は減っていますが、また変異株が猛威を振るう可能性も否定できません。

今回はコロナで減った人出が街に戻るかについて、ご説明致します。

外国人受け入れ再開

岸田文雄首相は26日、6月10日から団体ツアーに限り、98の国と地域からの観光客の受け入れを再開すると発表した。日本は新型コロナウイルスの流行を受け、2年にわたって観光客に門戸を閉ざしていた。

日本の入国制限緩和において大きな転換となるが、添乗員付きのツアー客に限るなど、いくつかの制限は継続されるという。

日本の新型コロナウイルス対策は、世界でも厳しい部類に入る。2020年に延期され2021年に行われた東京五輪でも、海外からの観客を禁止した。

すでに在留外国人やビジネス目的での渡航については制限が緩和されているほか、日本政府は先に、1日当たりの入国者上限を6月1日から2万人に引き上げると発表している。

出典 https://www.tokyo-np.co.jp/article/173696

ツアー客に限るとのことですが、外国人の受け入れ上限を2万人まで引き上げることが決まりました。これは大きな一歩です。外国人を受け入れた後に大きな感染爆発が起こらなければ、近いうちに上限も撤廃されることでしょう。

街に人出は戻る?

風俗やキャバクラ、スナックで働いている方々にもこのニュースは朗報です。その理由は、外国人のお客さんが増えるからではありません。

実際、2万人では外国人客の戻りは十分ではないでしょう。しかし、問題はそこではありません。外国人が増えるということは、国内でもコロナ自粛の流れが変わってきたことを意味します。

「コロナが怖いから夜は出歩かないようにしよう」と思っていた方々が、「もうそろそろいいだろう」という空気になってきているということです。つまり多くの人出が戻ることが予想されます。

新しいワクチン

承認されれば国内で5種類目のワクチンとなりますが、無料で受けられる公的接種の対象とはしない方針です。

厚生労働省は30日、専門家部会を開いて「ジョンソン・エンド・ジョンソン」のグループ企業「ヤンセンファーマ」が開発したワクチンを承認する方針を決めました。

対象は18歳以上で、承認されれば、国内の新型コロナウイルスワクチンでは5種類目です。

接種回数は基本的に1回で、2か月空けて追加の接種を行うこともできます。

出典 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220531/k10013650671000.html

アメリカの製薬会社、「ジョンソン・エンド・ジョンソン」の新型コロナウイルスワクチンが遂に日本でも認められました。

これまで国内で承認を受けた新型コロナウイルスのワクチンは3タイプ。

ファイザーとモデルナの「mRNA」を使う、「mRNAワクチン」。ノババックスのワクチンは「組換えタンパクワクチン」。これはウイルスのたんぱく質を人工的に作り出し、ワクチンとして接種するものです

そして、アストラゼネカの「ウイルスベクターワクチン」。これは人体に無害なウイルスを使って遺伝物質を運びます。

ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンは、アストラゼネカと同じ「ウイルスベクターワクチン」です。ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンのメリットは、1回の接種で済むという特徴があることです。一方、ウイルスベクターワクチンは、まれに血栓症を引き起こす可能性が指摘されていたため、あまり広く使われてきませんでした。

ワクチンの普及には、高い有効性を示すとともに、副反応への懸念を軽減することが課題です。

まとめ

コロナの感染対策はまだまだ必要という現状は変わりません。しかし、少しずつ規制が緩和されているという現実もあります。外国人観光客の受け入れはその一つで、少し前には考えられなかったことです。

まだまだ厳しい懐事情ですが、日常にもどるまであと少しと奮い立たせ、今できることを頑張りましょう。

この記事のライター

アイ

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