疲れているのにどうしても寝付けない日はありませんか。妙に頭が冴えてるけど目を開けるのは辛いし何なの~。と叫びだしたくなります。当然次の日の仕事にも支障をきたします。
疲れた体を安らかな眠りへと誘うために、香りを上手に活用してみましょう。ストレス軽減にもおすすめです。
香りで疲れが取れる理由
香りは脳へアプローチするのが得意な性質があります。特にリラックス効果が高く、肩などの凝りをほぐしたり、メンタルを落ち着かせる効果があります。
疲れているはずなのに寝れないというのは、緊張状態のまま寝ようとしているためにそのような状態になります。眠りにつく前から癒される香りを使って、リラックス状態に変えてあげましょう。
疲れた体をリラックスさせる香り
ラベンダーの香りは安眠効果があると知られています。目の疲れや強張る体をほぐす効果があります。
フランキンセンスという香りはご存知でしょうか。日本では「乳香」とよばれ、古くからお香などに使われたりしています。こちらは鼻づまりの方にオススメです。呼吸器系に効果があると言われています。古代エジプトでは、神にささげる香りとして高貴な身分ではないと身につけることが許されなかった神聖な香りです。
ヒノキもリラックスする香りとして有名ですね。「ヒノキ風呂」でなじみ深いですが、そもそもヒノキの香りには緊張をほぐす物質「セドロール」が含まれています。ヒノキ風呂が作られたということは昔の人もヒノキで作った風呂に入ると疲れがほぐれる感覚を知っていたということになります。
ヒノキの木片やヒノキオイルを枕元におくことで疲れがほぐれて自然と深い眠りに入りやすいです。
菊は昔、乾燥させた菊の花びらで作った安眠枕「菊枕」がありました。現代風に実行するなら9~10本ほどの菊の花びらを2日間天日干し、小さな布の袋につめて枕元へおくとよいです。
サンダルウッド(白檀)やオレンジスイートもイライラを抑える効果がありますよ。
上手に香りを使う方法
アロマオイルを使いましょう。手軽な方法としてマグカップに熱湯を入れ、その中にオイルを2滴ほど垂らし、香りをたたせるとよいです。このときふわっと香る水蒸気を吸い、効能を楽しみます。
よりリラックス効果があるとされるのがシャワーで香りを立ち上がらせる方法です。バスルームの隅にアロマオイルを1~2滴垂らします。そこへめがけ熱めのシャワーを当てます。洗面器にアロマオイルを垂らし、足浴をするのも良いでしょう。
またコットンに垂らし、枕元に置くと安眠効果があります。
香りを手軽に楽しむ方法
アロマオイルも十分に手軽なのですが、どこか敷居の高さを感じるのは否めません。アロマに抵抗がある方は、ハンドクリームやボディーローションから始めてみましょう。
風呂上りの体が温まった状態で使用するのがベストです。先程紹介した精油が含まれています。その中から自分の好きな香りを探してみましょう。
手の平にクリームをだしたら両手ですり合わせて温めます。ボディへゆっくりなじませ、香りで脳とボディの緊張をほぐすことができます。特に首や耳の後ろは鼻に近い部分なので横になった時に自然と香りを吸い込めます。
まとめ
最も癒し効果があるのはお風呂でアロマオイルを使う方法だと個人的には思います。お風呂の床の上に垂らした後熱いシャワーをかけるとあたり一面に良い香りが立ち込めます。体も割とリラックスしている状態なので、湯船との相乗効果もあるのかもしれません。
冬はやはり体が強張ってしまいます。自分好みの香りに包まれると、体も心も適度にほぐれます。そして結果、安眠に繋がれば仕事への意欲も増していくのです。