
今月のコラム『タマという猫』

※写真の猫は、現在同居中の猫。タマではありません。
僕が中学生くらいのころ、我が家には6匹ほどの猫がいた。匂いなのか鳴き声なのかは分からないが、ときどきノラ猫が家の周りを徘徊することがあった。ある日、家の前をウロつくノラ猫が1匹。いつものことだと思いながら近づくと、その猫は後ろ足をケガしていて、足を引きずりながら「ヘルプミー!」と言わんばかりの鳴き声でよってきた。これ以上、猫が増えることに抵抗していた母親を説得させたのは、僕ではなく猫自身の可愛さ。何だかんだいって猫好きなのである。結果、猫の名前は「タマ」と命名。我が家では母親が名付け親役で、しかも全部ありがちな名前をつける。ミーという猫が子供を産むとミー2(ツー)という感じに…。そんなこんなで、めでたく我が家の飼い猫となり、動物病院でケガした足を治療し過ごしていると、今度は肺に膿がたまる病気にかかり、しばらく動物病院に入院するはめに。何とか手術も成功し、1ヵ月の入院生活を経て帰ってきたタマに家族は全員大喜び!…というのもつかの間。1ヵ月の入院で僕たちのことを忘れたのでしょう。次の日の朝、タマは家を抜け出して放浪の旅にでかけたのです。玄関から外を見渡す母親の口から出た言葉『入院費5万円…』が今でも脳裏をよぎる。
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