乳酸菌は様々な健康効果があるため、魅力的な健康効果があっても毎日食べるにはちょっとお財布の中身が心配という方も多いと思います。
種菌と素材の組み合わせで自分仕様のオリジナルヨーグルトが簡単に作れます。味や食感等、色々な組み合わせをためして、自分流のオリジナルヨーグルトを作ってみてはいかがですか?
ヨーグルトと健康と美容
1 食べ方
市販品はプレーンタイプ、加糖タイプがありますが、オリゴ糖はビフィズス菌の好物です。オリゴ糖は消化吸収されにいため、殆どが大腸に到達しビフィズス菌を増やします。バナナ、蜂蜜はオリゴ糖が豊富で、ヨーグルトに相性がいいです。
乳酸菌に含まれる乳糖分解酵素が乳糖を分解しているので、牛乳で下痢する人もヨーグルトなら大丈夫。
ヨーグルトの乳酸菌の種類は沢山あり、味とその効能はそれぞれ違います。1週間ほど食べてみて体調が良くなればそのヨーグルトは自分に合っていると思います。ヨーグルトと牛乳を選び、自家製ヨー グルトを作りましょう。
2 栄養
ビフィズス菌はビタミンB群(ビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、葉酸)を作り、吸収の良い乳酸カルシウムも入っています。カルシウムの含有量が豊富で吸収率の高いヨーグルトは、カルシウムの補給にとても良いです。
3 免疫力
ヨーグルトの乳酸菌の菌体成分にはインターフェロンを増やす働きがあり、インタ-フェロンは体内で白血球やリンパ球により作られる蛋白質で、免疫力をアップします。インターフェロンは抗ウイルス作用、ガン細胞を殺せるNK細胞(キラー細胞)を活性化させます。
ピロリ菌は胃潰瘍、慢性胃炎、胃がんの原因とされる悪玉菌です。乳酸菌(LG21)は抗菌作用によって、胃潰瘍、慢性胃炎、胃がん等になるピロリ菌を減少する事ができます。
4 美容効果
ビフィズス菌が作る乳酸や酢酸は腸を刺激して、美容の大敵便秘の予防と解消に大変役立ちます。
実際やってみると簡単にヨーグルトを手作りできます!
ヨーグルトの作り方の手順を説明していきます!
ヨーグルト作りのために必要な物は以下です。
【準備する物】
ヨーグルトメーカー
種菌となるヨーグルト100g
牛乳1000ml
混ぜるためのスプーン
【ヨーグルト作成手順】
発酵に使う容器を綺麗にする
牛乳に種菌を入れる
種菌を入れた牛乳をよく混ぜる
ヨーグルトメーカーにセット
7時間~10時間発酵させる
牛乳を発酵させるための専用容器とスプーンを洗います。牛乳や種菌のヨーグルトは開封するまでは無菌状態なので、使用直前をあげます。牛乳に種菌となるヨーグルトを入れてよく混ぜます。牛乳も種菌となるヨーグルトもこの時に開封するのが理想です。種菌を入れたら良く混ぜてください。
またヨーグルトメーカーつきの専用容器も同じ手順で使えます。時間をかけすぎると空気中の埃と雑菌が混入するので、なるべく短時間で済ませてください。
種菌を入れた牛乳をヨーグルトメーカーにセット
種菌と混ぜた牛乳をヨーグルトメーカーに入れて、セットして発酵を開始してください。温度設定できるタイプであれば、35℃~45℃に設定してください。最適な発酵温度は乳酸菌によって違いますが、迷ったら40℃に設定するのが間違いません。
ヨーグルトメーカーにセットしたら、あとは時間を待つだけです。季節や乳酸菌の種類にもよりますが、大体8時間~12時間程度で完成します。完成したヨーグルトはすぐ冷蔵庫に入れて保存してください。
発酵させすぎると、とても酸っぱくなるので、とりあえず8時間にセットしています。
ヨーグルト作りする時のポイント
ヨーグルトを手作りする時に最も適した種別は牛乳です、加工乳や乳飲料ではありません。
種菌として使えるかどうかの一つの判断基準は、固形の状態かどうかです。固形の状態であるということは、必要な乳酸菌が揃っているので、固形の状態にまで発酵していると判断できるからです。
更に、雑菌の混入を気をつけて下さい、使う前に容器と手をきれいに洗いましょう。
まとめ
ダイエット重視なら食前に食べると食事の量を減らすことができます。血糖値の急激な上昇も抑えられます。腸内環境を重視するなら食後の方が菌の繁殖が良さそうです。
冷たいヨーグルトは胃腸への負担が大きいと思う方は、ホットにするか常温にして、蜂蜜と一緒に食べるのがおすすめです。またヨーグルトは脂質が高めなので、食べ過ぎはよくありません。