薬に頼らずつらい生理痛を緩和する方法

薬に頼らずつらい生理痛を緩和する方法

2017/11/20
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生理中の症状は下腹部の強い痛みです。他にも、腰痛、腰のだるさ、重さ、むくみ、吐き気、下痢、冷え、倦怠感等。

生理痛は下腹部痛だけではなく頭痛など様々

生理の2週間ほど前から生理開始まで、生理に伴なう痛みには個人差がありますね。代表的な症状としては下腹部痛がありますが、ほかにも、腰痛、頭痛、便秘、肌荒れ、眠気、不眠などといった体の症状です。他に、イライラ、不安感、集中できない、憂うつ感、無気力など精神的な症状に悩まされる方も多いと思います。

その原因は、プロゲステロンとエストロゲンの分泌量の大きな変化により、はっきりとした原因はわかっていないが起こると言われている自律神経の乱れも関係あるかもしれません。


また、不要になった子宮内膜等を排出するため、痛みの物質プロスタグランジンの分泌が増えて子宮が収縮して、この分泌の量に応じて収縮が強まり痛みが増すためです。

日常生活に支障が生じるほどの強い生理痛がある場合は、「月経困難症」かもしれません。

その原因は

1 自律神経のバランスが悪い

心身にストレスがかかる状況や生活習慣の乱れたり、ホルモンや自律神経のバランスが崩れたり、生理痛が強くなります。立ち仕事を長時間続けて、過度の飲酒、喫煙、暴飲暴食、睡眠不足、油やカフェインの摂りすぎないようにしてくださいね。

2 血行不良


血行が悪くなると、子宮が冷えて機能が低下し、さらに痛みを強く感じます。クーラーで体を冷やたり、体を締め付ける服やジーンズを着用したり、長時間同じ姿勢で仕事をしたり、血行不良になります。低体温、手足や下腹部が冷たい、しもやけ、口内炎もは冷えの症状です。

3 骨盤の歪み 


骨盤のゆがみにより骨盤の動きが硬くなって、生理痛が起きやすくなると言われています。長時間足を組んで座たり、横座りをしたり、片方の肩にバッグをかかたっり、同じ向きで寝るなど、体のバランスが崩れると骨盤の歪みの原因です。

家でできる薬に頼らない対処法

生理痛を我慢してやり過ごしたり、ただ横になってこらえたりしている人が多いのではないでしょうか?生理痛がつらくても我慢しないで、さまざまな対処法を試してみましょう。

1 カイロや湯たんぽでお腹を温める

即効性のある方法としては、「温かいものを身体に乗せる」という方法があります、カイロ、湯たんぽなどでお腹を温めてください。

またホットタオルを作ってお腹に乗せてもいいでしょう。長持ちはしないので、何度か取り替えながら温めるといいでしょう。

2 常に良い姿勢を保つ

常に良い姿勢を保つことを心がけるだけでも血行の改善につながるので、血行には大きな関わりがあります。猫背で座たり、足を組んだりしていると骨盤が歪み、骨盤周りの血行も悪くなってしまいます。


一方、寝るときひざを曲げて枕を抱えたり、うつぶせになったりすると血行が良くなります。また、同じ姿勢で仕事をする際は30分毎に伸びや屈伸をしたり、寝る前にストレッチしたり、ヨガなどで体のバランスを整えたりすると、骨盤のゆがみが解消され痛みも和らぎます。また、気分もすっきりするはずです。
 

3 血行促進

冷えを防いで体を温めることが大切です。クーラーのきいた場所で過ごす際は、体を冷えない世に避けましょう。お風呂はシャワーで済ませるのではなく湯船で半身浴をしたり、ウォーキングなど軽い運動をしたりするのもおすすめ。

4 ツボマッサージ

血液の流れを良くするツボの刺激は、強く押しすぎたり、長時間続けたりしないように注意しましょう。
血海、左ひざの内側から指3本分上、血液の流れを良くします。
気海、おへそから指2本分下、体を温めます。

5 アロマ

好みの香りをつけるだけで、リラックスやリフレッシュにつながります。店頭で香りをかいでみて、好みの香りを選んでみてください。

6 食べ物と飲み物


生理痛を和らげるには、体を温める食べ物と飲み物が効果的と言われています。おすすめは温かい生姜スープです、栄養のバランスを大切にしましょう。

 ① 発酵食品:味噌、醤油、納豆、ヨーグルトなど
 ② 根菜類:人参、大根、蓮根など
 ③ 体を温める:生姜、玉葱、ニンニクなど
 ④ 食物繊維:サツマイモ、コンニャク、寒天、ワカメ、キノコ類、切干大根など
 ⑤ 大豆製品:豆腐、納豆など
 ⑥ 麦茶、ハーブティー(ローズヒップ、カモミール、ペパーミント等)

7 ストレスを解消して自律神経を整える

ストレスが溜まると、自律神経の交感神経が活発になるため、血管を収縮させることにより血行が悪くなります。規則正しい生活、栄養バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠などで自律神経を整えます。


会社勤め、家事、育児など、フル回転の日々でストレスはたまりますね、生理痛はストレスも大きく関係しています。毎日リラックスの解消を積極的にしましょう。音楽を聴く、ティータイム、美味しいものを食べる、DVD鑑賞、ウォーキングなど、自分に合ったリラックス法を見つけてくださいね。

まとめ

これまで生理痛を和らげる方法をご紹介しました。様々な方法を試したり、痛みは我慢しないことが大切です。毎月やってくる生理とうまく付き合って、快適な日々を過ごしましょう。

この記事のライター

mita

mita

大阪在住、28歳のビガーネット編集部員。 広報担当。街中の話題の情報をキャッチするのが得意。趣味は...