冬の肌乾燥対策

冬の肌乾燥対策

2017/10/25
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本格的な冬の訪れとともにやってくる、さまざまな皮膚トラブル。寒さが厳しくなるとともに肌の乾燥がひどくなり、さまざまな皮膚トラブルに悩まされている人も多いことでしょう。

冬になって空気が乾燥すると肌はカサカサした状態になります。保湿剤などによる適切なケアを行うのが理想的ですが、多くの人は「冬だから仕方がない」と放置します。

肌乾燥の種類

肌の乾燥状態にはさまざまな種類があります。ここでは、肌に現れやすい3つの乾燥状態についてご紹介します。

1 肌のつっぱり・カサつき・粉をふく

肌のつっぱり・カサつきは、肌の水分が急激に蒸発してしまうことと、水分を保ちにくくなることが原因です。粉をふいてしまうのは、皮膚が乾燥して固くなり、角質がうまく剥がれ落ちずに残ってしまうことが原因です。

2 かゆみ・ひび割れ・肌のザラつき

かゆみが起こるのは、肌のキメが乱れてデリケートになった部分が、外部からの影響を受けて過剰に反応してしまうことが原因と思われています。
キメの乱れ、ザラつきは肌の水分が不足し乾燥しつつ、肌にとって不要な古い角質が残ったままになっていることが主な原因の1つです。

3 湿疹

はじめのうちは一般的な乾燥肌に過ぎなかったのが、ケアを怠ると掻き壊し、

ブツブツとした湿疹が出来たりします。湿疹が出来た肌はバリア機能が低下しているため、外界からの刺激がダイレクトになって敏感に反応しやすくなり、かゆみを伴います。

顔が乾燥する原因

顔が乾燥する原因を知って、顔の乾燥対策をしましょう。

1 季節的な乾燥の原因

冬になるといつも肌がカサカサする、冬にはいつも肌がかゆくなるといった症状で困るといった方も多くいるのではないでしょうか。

季節的な乾燥の原因は、冬は気温が下がり、空気中の水分量が低下することにより、皮膚の水分が奪われ乾燥肌の原因となります。さらに冬は寒さで体が冷え、血行が悪くなることで、体のリズムが乱れて皮脂が減ります。肌の表面を覆う皮脂が減ると、肌の水分が蒸発しやすくなります。

季節的な乾燥とはいっても、一時的なものと思い込んでお手入れを怠ると、乾燥状態が慢性化する可能性もあります。冬には乾燥肌になりやすい環境が整っている季節といえます。

2 生活習慣やセルフケアなどによる乾燥の原因

そうなる前に乾燥の原因を知り、乾燥対策を行うことが大切です。

1 自宅での間違ったスキンケア方法

顔の皮膚はからだに比べて薄いと言われていますが、その中でもまぶたは最も薄い部分です。そのため、少しでも負担や肌に合わないセルフケアによって乾燥・肌荒れを引き起こすことがあります。

・ 熱いお湯で洗う

あまりに高温のお湯で洗顔をすると、顔に必要な皮脂も落ちてしまい、肌が乾燥しやすくなります。

特に冬は、つい温度が高めのお湯で洗ってしまいがちですが、できるだけぬるま湯でクレンジング、洗顔をするように心がけましょう。

・ 顔を洗うとき・拭くときにゴシゴシこする

顔は皮膚が薄いため、洗顔時にゴシゴシと強くこすったり、洗顔後にタオルでゴシゴシ拭いたりすることで、肌の負担となり、顔の乾燥につながることがあります。

2 生活習慣

・ 睡眠不足

寝始めの約3時間に成長ホルモンが活発になると言われているため、特に寝始めの3時間は眠りの質を良くことが大切です。睡眠が不足することも、乾燥の原因にも繋がります。睡眠中は肌の活動が活発になると言われているからです。

・ 暖房のつけすぎ

暖房で部屋の温度を上げると湿度が低下し、肌から水分が逃げて乾燥しやいです。水分は乾燥している所に逃げていきやすいので、湿度が低くなり空気が乾燥すると、肌が乾燥しやすくなるのです。

・ バランスの偏った食事

食事内容に偏りがあったり、食事量を極端に減らしすぎたりしていると、栄養が偏って肌の乾燥に繋がることがあります。

必要な栄養素が足りないと、肌のうるおいを保ちにくくなることがあります。

また、不規則な食生活などにより、代謝が悪くなると皮脂量が減るため、乾燥しやすくなるとも考えられているのです。乾燥対策には、バランスの整った食事を心がけましょう。

以下の栄養素をおすすめです。

・ビタミンA(緑黄色野菜・卵黄・乳製品など)
・ビタミンE(大豆・ナッツ類・アボカドなど)
・ビタミンB(卵・乳製品・魚類・豚肉など)
・ビタミンC(ピーマン・イチゴ・柑橘類など)
・ベータカロテン(緑黄色野菜・海藻など)
・タンパク質(卵・大豆・魚介類・肉など)
・必須脂肪酸(肉・青魚・ごま・クルミなど)

・ ストレス

ストレスも乾燥の主な原因の1つです。ストレスを感じるとホルモンバランスが崩れて肌の水分量が減るため、乾燥に繋がるといわれています。また、特にデリケートになっている部分に影響が出やすいため、肌がもともとデリケートな方は、ストレスにより肌トラブルを引き起こします。

・ タバコ

タバコを吸うことで代謝が悪くなり、乾燥に繋がることがあります。肌トラブルの原因になることもありますので、吸いすぎに気を付けましょう。

乾燥の対処スキンケア

乾燥の対処法として大切なのが、いつもより意識して、しっかり肌の保湿をすることです。

・ クレンジング・洗顔

冬など空気が乾燥する季節は、いつもと同じ方法でスキンケアしても肌がつっぱる感じを受けることがあります。

ぬるま湯洗顔や、やさしい力加減での洗顔を意識して行っても、肌に違和感がある場合は、クレンジング、洗顔料などを、乾燥に着目したアイテムに変えてみましょう。

・ 保湿

まず化粧水などでしっかり水分を補い、その後に乳液・クリームなどを使用して油分を補います。肌が乾燥している方は、肌の角質層まで浸透する化粧水と油分の多い乳液やクリームを使用して、水分が肌から逃げないようにしましょう。
肌の乾燥を防ぐために、洗顔また入浴後すぐのタイミングにお手入れをすることがポイントです。冬になるといつも肌が乾燥してしまうという方は、クリームを加えて保湿が期待できるものに変えるのも良いでしょう。

 

肌の乾燥の環境対処

顔の乾燥対策のためには、部屋などの空気が乾燥しないことが大切です。部屋の湿度は40~60%程度が理想的と言われています。もしあなたの部屋が乾燥しているなら、顔の保湿に加えて、加湿器を試してみてください。

加湿器は部屋の湿度を上げるので、湿度が低く空気が乾燥しているときは加湿器をつけましょう。最近では、さまざまなタイプの加湿器が販売されているので、インテリアとしても活用しています。

まどめ

乾燥の対処法として、セルフスキンケア方法・生活習慣を見直して改善することが大切です。できることから実践し、冬の乾燥を防ぎましょう。

この記事のライター

mita

mita

大阪在住、28歳のビガーネット編集部員。 広報担当。街中の話題の情報をキャッチするのが得意。趣味は...