夏の日差しは厳しく、しっかりと紫外線対策をする方も多いはず。
でも実は冬の紫外線も油断大敵なのです。
冬は夏に比べて紫外線量は少なくなりますが、
量は減っても外出すれば紫外線は常に浴びています。
日々の紫外線が積み重なれば、お肌には大きなダメージを与えるのです!
特に冬は夏よりも乾燥肌になりやすいため、お肌の老化にもつながりやすいのです。
紫外線の特徴や、冬におススメのケアについてご紹介します。
もくじ
1.紫外線とは
2.紫外線の種類
3.なぜ冬でも対策が必要なのか?
4.冬におススメの紫外線対策・紫外線ケア
5.まとめ
1.紫外線とは
太陽の光には目に見える可視光線と、
目に見えない赤外線、紫外線があります。
可視光線とは、目で見ることができる光の一部のことを言います。
光は波のように波長があるため、見える範囲には多少の個人差があります。
長い波長ほど赤く、短い波長ほど青く見えます。
赤外線は、赤く見える長い波長のことで
紫外線は、青く見える短い波長になります。
実際に赤外線と紫外線は目で見ることはできません。
2.紫外線の種類
紫外線はUVA波、UVB波、UVC波の3種類に分けられます。
UVとは、紫外線を英語で言ったultravioletの略です。
実際に地表に届くのは、そのうちUVA波とUVB波です。
・UVA波(長波長紫外線)の特徴
地上に届く紫外線の95%で、一年中降り注いでます。
日焼けして黒くなったり、コラーゲンやヒアルロン酸などに影響を与えるため
シミやシワを作る大きな要因となっている紫外線です。
UVA波はガラスもすり抜けるため、窓際にいると
室内にいても紫外線を浴びてしまいます。
・UVB波(短波長紫外線)の特徴
地上に届く紫外線の5%で、夏に多い紫外線です。
そのため冬には油断しがちですが、紫外線が全くゼロというわけではありません。
お肌への影響はUVA波よりも強く有害と言われ、
日焼けして赤くなったり火傷症状を起こすのがUVB波です。
又、皮膚がんの原因になります。
3.なぜ冬でも対策が必要なのか?
冬と言えば気になるのが乾燥です。
乾燥した状態の肌は紫外線の影響をとても受けやすく、
その状態で紫外線を浴びてしまうとより肌が乾燥してしまいます。
冬は夏の日に比べるとお天気が曇り空の日が多くなり、
雲が紫外線をカットしてくれると考える方も多いようですが、
実は薄い雲の場合、80%以上の紫外線が地表に到達します。
シミやシワ、たるみなどの肌トラブル予防するのは
一年を通してしっかりと紫外線対策が必要なのです。
4.冬におススメの紫外線対策・紫外線ケア
・保湿をする
乾燥をさせないことがまず大事です!
化粧水→乳液→美容クリームを十分に使用するなど
保湿効果のあるスキンケア材やシートパックをするなどして
乾燥しないお肌作りをしましょう。
UVケアの下地やファンデーションを使うと、
日頃のメイクに取り入れやすいためおススメです。
・日焼け止めを塗る
日焼け止めに記載されている「SPF」とは、Sun Protection Factorの略です。
SPFの数値は、UV-Bの防止効果を指します。
SPFの目安
SPF10:ウォーキングや買い物
SPF20:軽い屋外でのレジャー&運動
SPF30~40:アウトドア&スポーツ
SPF50:海外など紫外線が強い場所での活動
SPFとは
「紫外線が当たり始めて、日焼けをするまでの時間をどの程度遅らせることができるのか」
を表した数値で、SPF値が高ければ高いほど長時間紫外線を避けることができます。
しかしSPF値が高いと、その分肌への負担は大きくなります。
冬の日差しに毎日SPF50の日焼け止めを塗ることは、
逆に肌を痛めるだけとなってしまいます。
なので冬の日差しには、SPFが低めの日焼け止めを塗りましょう。
その時々の状況や季節などに応じてSPF値の違った日焼け止めを使い分けることが大切です。
又スポーツをして汗をかいたりした時は、数時間おきに塗りなおすことも必要です。
日焼け止めを塗る順番は、
化粧水→美容液→乳液→日焼け止め→化粧下地→ファンデーション
保湿をしっかりしてからメイクをしましょう。
・UVカットアイテムの使用
日焼け止めと併せて、日頃の外出に日傘をさすようにしましょう。
裏地が黒いもののほうが遮光性が高くおススメです。
降雨兼用の折り畳みタイプのものであれば、突然の雨対策にもなる上、
持ち運びにも便利で重宝します。
マフラーや手袋をして肌をなるべく日光にさらさないようにしたり、
帽子を被るなどと常に紫外線を意識をすることも大切です。
サングラスは目への負担を9割近くもカットすることができ、
お肌のシミ防止にもなります。
実は目が日焼けをすると、肌も日焼けをしてしますのです。
目の角膜が紫外線を吸収すると、目の細胞にダメージが生じます。
目の細胞に受けたダメージに脳が反応し、「メラニンを作るように」と指令を出し、
脳から指令を受けた肌は、メラニンを作ります。
そのため肌に紫外線が当たらなくても肌が焼けてしまったり、
シミができてしまうのです。
お肌のケアもとても大切ですが、目への紫外線対策もそれと同じくらい必要です。
・外出の時間帯
紫外線は午前10時から午後2時の間が特に紫外線が多くなっています。
この4時間で1日に降り注ぐ紫外線の約50%以上を占めていると言われています。
買い物やちょっとした外出など、この時間帯を避けることも紫外線対策になります。
ちなみに紫外線が一番強いと言われているのは夏ではなく、6月7月だと言われています。
5.まとめ
紫外線は1年中降り注いでいます!
冬こそ気を引き締めて紫外線対策をして
シミやシワ、たるみのない美しいお肌を目指しましょう。