プロテインは美容に気を使う多くの女性におすすめの栄養補助食品です。しかし世間一般のプロテインのイメージは美容とはほど遠く「ムキムキマッチョになりたい人が飲むもの」だと思われています。
確かに世の中のほぼ100％のマッチョがプロテインを飲んでいるし、トレーニングジムにまで持ち込んでその野性的で逞しい肉体を一層磨き上げていることは事実です。けれどもここには多くの誤解が潜んでいます。
プロテインとは？
プロテインとは英語でたんぱく質のことです。たんぱく質は三大栄養素の1つで、筋肉や臓器などの構成成分。生体機能を調整するペプチドホルモンや酵素、神経伝達物質にもなり、生命維持に欠かせないのです。つまりただのたんぱく質なので、恐ろしい薬物でも中毒性のある麻薬でもないということは強調したい部分です。多くは粉状になってますので水や牛乳に溶かし、気軽に飲むことができます。最近はチョコレート味やバナナ味など味のバリエーションも豊富です。
たんぱく質って何？
たんぱく質は、炭水化物、脂質と並ぶ3大栄養素の１つ。つまり体にとって欠かせないエネルギー源です。筋肉や臓器、血液、骨、皮膚、髪などその主成分はいずれもたんぱく質。男性の体の16〜18%、女性の体の14〜16%を占めています。また筋肉や臓器がきちんと働くためには、酵素やホルモンが欠かせません。その酵素やホルモンの主成分も、やはりたんぱく質。さらに感染症をはじめとした病気から体を守る免疫細胞もたんぱく質でできています。つまり、私たちの体のもっとも基本となる成分であり、健康な体づくりに欠かせないものです。
プロテインが必要な理由
先述した３大栄養素のうち日頃の食事から取りにくい、つまり現代人に最も足りてないのがたんぱく質だと言われています。日本人の食事摂取基準によると、一日に必要なたんぱく質は摂取エネルギーの13～20％が理想とされており、推奨量は、成人男性は一日60g、成人女性は一日50gです。たんぱく質は肉、魚、大豆、卵に含まれています。１日50gというと卵だと１日10個、ローストビーフは１食分以上（200g超）必要です。たんぱく質のほかに脂質を多く含む食材もあり、体型を気にする女性でしたら大量摂取は避けたいですよね。プロテインであれば脂質をほとんど摂ることなく効率的にたんぱく質を摂取できます。
プロテインはどうして美容にいいの？
体中からたんぱく質が不足すると、
- 髪の毛のツヤがなくなる
- 肌荒れが起こる
- 爪が弱くなる
- 代謝が低下する、太りやすい体質になる
といった現象が起きます。全て美容の大敵です。こうしたことが起こらないように、たんぱく質を補給する必要があります。しかし食事だけでたんぱく質を必要量摂るとなると脂質やカロリーも気になる…。そんなときはプロテインに勝るものはありません。
マッチョにならないの？
とはいうもののやはり脳内に染みついた「プロテイン＝マッチョ」のイメージを覆す事は容易ではありません。ある日突然、「筋骨隆々な肉体美になったりしないか」「腹筋が格闘家のように飛び出てこないか」と心配になる女性も多いかもしれません。しかしここでは「それは絶対にない」と断言できます。必要量を超えて飲みすぎたりしなければ筋肉質になることはありません。世のマッチョたちは本当に、ジムで地獄のようなトレーニングを繰り返し浴びるようにプロテインを飲んでいます。体重の２～3倍というのが彼らのおおまかな１日あたりの摂取量の目安です。そこまで負荷をかけないのであれば何も心配いりません。最も女性は元来男性よりも筋肉がつきにくいので、日常生活でマッチョになることはありません。
おすすすめのプロテインは？
いざ、プロテインを購入！とスポーツ用品店に出向いてはみたものの、「種類が多すぎてどれを買えばいいのか…」そんな悩みもよく耳にします。プロテインは一般的に大きく分けて3種類あります。牛乳に含まれるホエイプロテインとカゼインプロテイン。そして大豆に含まれるソイプロテインです。それぞれ消化の速度など細かい違いはありますが、基本的にどれを選んでも大差ありません。お腹を壊さないなど、自分の体質に合ったプロテインを見つけましょう。
ダイエット中は飲まないほうがいい？
よくダイエットをしているからプロテインは飲まないという女性がいますが、これも大きな間違い。ダイエットこそプロテインを有効活用すべきなのです。適切な量のタンパク質を摂取することで、筋肉量が増え、基礎代謝力があがります。代謝が上がると脂肪も燃えやすくなり、太りにくいカラダになっていきます。アスリートでない人にとっても、プロテインを活用するメリットは大きいのです。ダイエットをするときこそ、プロテインのように高タンパクしかも低カロリーな製品で栄養を補っていくことが大切です。
まとめ
美容にプロテインが良い理由を述べました。最後に強調したいのは「継続が大事」ということです。栄養補助食品ですので１日で成果が出ると言う事はありません。最低でも半年～１年飲み続けてみましょう。ただ海外のプロテインは日本人の体質を考慮してないので注意が必要です。自分に合うプロテインを見つけ、内面からキレイなカラダを目指しましょう！
