シミはなぜできるのか?3人に1人が顔のシミに悩んでいる

シミはなぜできるのか?3人に1人が顔のシミに悩んでいる

2017/11/01
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  3人に1人が顔のシミに悩んでいるようです。シミは、肌の老化を感じさせ、老けた印象を与えます。

 

  シミは、厚さわずか0.1~0.3ミリほどの表皮の中で発生します。紫外線などの刺激によってメラニンが生成され、それが代謝されずに蓄積されていくことがシミの原因となりますが、なぜメラニンが生成されるのでしょうか?そして、メラニンが蓄積してしまう原因とはなんですか?ここでは、シミ発生のメカニズムを少し詳しく見ていきましょう。

メラニンが生成されるのは肌守る働き

  表皮が紫外線を浴びると、メラノサイト(色素形成細胞)に信号が送られ、メラニン色素が生成します。メラニンとは、体内部を紫外線から守る働きを初めます。シミは皮膚内で続けられるメラニンという色素が沈着したのです。

 

ターンオーバー、メラニンも排出

  ケラチノサイト(表皮細胞)は表皮の一番下(基底層)から分裂し、約28日かけて徐々に肌表面に押し出され、最後は角質となってはがれ落ちます。ターンオーバーとともにケラチノサイトの中にとどまっていたメラニンも排出されるため、通常メラニン色素はターンオーバー(新陳代謝)の働きで、28日間で剥がれ落ちて元の肌色に戻ります。

排出が滞ると、メラニンはシミとなる

  28日よりも短い周期で作られた肌細胞は、弱く乾燥しやすく、さらにダメージを受けやすくなります。逆に、剥がれ落ちるはずの肌が28日以上たってしまうとターンオーバーサイクルが乱れ、メラニンの生成が排出のペースを上回ると、大量のメラニンが肌に滞留することになり、表面は硬くなり黒ずんでしまいます。このように、ターンオーバーが間に合わず肌に残ってしまったメラニンが、シミとなります。

  気になるシミの原因を知れば、シミ予防の対策にも立てられるでしょうか?

紫外線

  紫外線を浴びすぎると、ターンオーバーで排出しきれないほどのメラニンが生成されてしまい、それが沈着するとシミになってしまいます。紫外線は細胞を破壊し、肌のハリ・弾力の低下にも繋がります。

  シミの原因の8割は紫外線と言われています。紫外線を浴びると、私たちのお肌はメラニンを分泌します。これが過剰分泌になるのでお肌が健康でもシミが出来てしまいます。

  シミだけではなく、シワ、たるみなど、皮膚の老化現象の多くは紫外線が原因だと言われており、これを皮膚科では「光老化」と呼んでいます。光老化は紫外線を受ければ受けるほど肌へのストレスが蓄積されます。子どもや若い世代は、一見シミとは無関係で日焼けについて気にする必要もなさそうに思われますが、その積み重ねが大人になってから突然のシミとなって現れます。

炎症やニキビなどの皮膚トラブル

  肌が炎症を起こし、また、過剰な摩擦はメラノサイトを刺激し、メラニンを生成しやすくします。

女性ホルモン

  女性ホルモンの一種であるプロゲステロン(黄体ホルモン)は、紫外線同様に刺激誘引物質として働き、メラニンを増加させます。肝斑は、妊娠やピルの服用との関係が指摘されることから、女性ホルモンのバランスが影響してできるシミといわれています。肝斑(かんぱん)が発生しやすいのは30〜40歳代の女性で、症状が見られるのは大体50歳代後半まで。その後、閉経後薄くなったり、消えたりする傾向があります。

加齢

  年齢とともに新陳代謝が衰えることによって、ターンオーバーが遅れがちになります。

  シミは30代までは出来てきません。しかし、30代こえるとシミがでてきて、色々な原因がありますけど、加齢というのもその一つです。私たちは年を重ねる毎に新陳代謝が衰えてきて、ターンオーバーが遅れてしまいメラニン色素の生成が優先されていくのです。シミ取りのスキンケアではなく、お肌の若々しさを保つためのスキンケアが大事になってきます。

睡眠不足

  睡眠時に生成される女性ホルモンのエストロゲンが、睡眠不足によって不足するとターンオーバーの乱れます。肌の新陳代謝が行われるのが睡眠時間中ですから、ちゃんと睡眠を確保するようすれば、お肌の新陳代謝が促進され、しみが残りにくくなるです。 

自律神経の乱れ

  シミが出来る原因の一つにストレスがあります。このストレスは自律神経に乱れを与えてしまうです。自律神経って体でとっても大事な部分です。自律神経が乱れてくるとお肌の調子も悪くなってきます。

  夜が眠れなかったり、気持ちが暗くなっている時は自律神経に何かしらの異常があると判断出来ます。こういう時は決まって口の周りのシミになって現れます。自律神経は自分で元に戻そうとしても治らないので病院にかかるのがベストだと思います。

 食べ物

食生活とお肌は密に関係しているを言われています。レモンなどの柑橘系やパセリなどを大量に食べるとシミが出来やすい肌体質になるといった報告もありました。ただ、これは食べるからシミになるのではなく、日光に当たるからいけないらしいですね。レモンなどにはソラーレンという成分が含まれているのですが、これが日光に反応してシミになってしまいます。これらの食物を食べたらいけないわけではなく、適量であれば全然問題がありません。

 

以上が、シミの出来てしまう主な原因となっています。

この記事のライター

mita

mita

大阪在住、28歳のビガーネット編集部員。 広報担当。街中の話題の情報をキャッチするのが得意。趣味は...