居酒屋さんやスーパーにある料理の素材

居酒屋さんやスーパーにある料理の素材

2018/06/04
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魚の命名と中見が違う事があるんです。

  お魚屋さんや、市場で従事している人はよく知っている事なんですが、商品の名称や由来、あるいは回転寿司に多いのが代用魚などが実は私達は知らない間にそれを、名前通りと思い食べている事がままあります。俗に回転寿司に多く見られますが、これは食品表示に問題はないのか?優良誤認※本当は商品の質は劣っているのに、いい品質であると思わせる※ではないだろうかと思うのですが、実は管轄の消費者庁は認識しつつも黙認しているというのが実態でしょう。ある程度消費者が納得している事と、特にそれを問題視する声が挙がっていない事から、言い方は悪いですが放置しているというのが実態でしょう。

実態

銀むつとは実は

  銀むつとは元々の名称ではりません。南米沖などで取れる魚で少なくも日本近海で取れる魚ではありません。1969〜1970年に本格的な漁業が行われたようですが、日本では丁度20年程ぐらい前から市場に銀むつとして並んでいたのです。正式名称はメロとという名称だったんですが、どうも日本人には馴染がないのか、評判があまり芳しく無かったようなんですね。そこで付けられた名称が銀むつだったようです。すると途端に日本人に受け入れらる魚となりました。現在ではスーパーでもメロで出している所もありますね。時間と経過で元の名称でも販売されているのを見かけるようになりました。
  さて味ですが、白身の魚ですが非常に脂があります。居酒屋さんでは鍋の材料としてよく出てきます。しかも結構安い所が大半だと思います。家庭でも作る事が出来ますし、鱈もいいんですが銀むつは結構オススメですね。冬場の寒い時期は、居酒屋さんは結構人気の鍋料理であると思います。

銀むつ

青ヒラスとはどんな魚?

  よくお店にブリみりんという商品がありますね。ちょっとオレンジっぽい切り身で、切り身でよく売られています。実はこれの代用魚が青ヒラスという魚なんです。売られているパックに張られている商品名の所に、小さくアオヒラスとか書いてあったりします。最近じゃあまり見かけなくなりましたが、10年くらい前までは頻繁にこれを使っていたようです。現在でも良く見るとあるかもしれません。やはり価格が安いという事と、魚自体が結構大きいので、切り身にすると結構取れるんですよ。非常に売り手は便利な商品だったに違いありません。これでブリとして販売していたので切るので、消費者もそれを気が付く人も少なかったのではないでしょうか?

青ひらす

居酒屋さんの中では

  スーパーなんかだと、すでに海老やイカあるいは魚の切り身は既に加工されていると思います。個人でやっている魚屋さんですと依頼をすると、刺身に切ってくれたりしてもくれますね。では居酒屋さんはどうなんだろうと思う訳です。無論、板前の経験技術を活かし魚を調理したり刺身にしたりしているお店もあります。ところが最近の市場で出回る刺身や海老などは、すでに切られている状態であったり、簡単な加工をすればそれこそ素人でも出来るレベルの状態を売っています。極端な話、居酒屋さんの中には、大きな声では言えませんがもう20年くらい前から、お皿に盛るだけという業者もあるんですよ。フライなどは既に衣までついているので、後はキッチンフライヤーで揚げるだけ。特に冷凍技術の発達で、冷凍魚は居酒屋さんは非常に便利な、そして大きな武器となっているのも現状なんです。

海老パック

まとめ

20年くらい前でもすでに市場では、居酒屋さんはやる気になれば包丁いらないよ。というお客さんもいました。ただ居酒屋さんの現状も結構大変なんです。昔は大人数の宴会を会社が負担してやってくれたりしましたが、最近では忘年会もこじんまりとしたものであり、大宴会というのは年々減少し、どちらかというと宴会ではなく、20年くらい前から葬祭で利用している所もあるんです。特に地方の居酒屋さんはそういう所が多いのです。

この記事のライター

yoko

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