風俗で働く女性の中には、数多くのシングルマザーがいます。未婚でシングルを選んだ女性ももちろんいますが、離婚を機にシングルマザーとなるケースが大半です。
そんな彼女たちの多くは、最近よく耳にるする【ワンオペ育児】の当事者。また、パートナーがいても、【ワンオペ育児】に奮闘する女性が多い現代…そこから抜け出したい女性も多いはず。
今回は、現代ママたちの悩みの種【ワンオペ育児】に焦点をあてたいと思います。
そもそもワンオペ育児って何?
周りに助けてもらえる環境がなく、なんらかの理由で1人で家事、育児、全てをこなさなけらばならない状態を指す言葉。シングルマザーは、これ+(プラス)仕事といった具合。シングルだけではなく、共働きが増えている昨今、パートナーがいても、相手が非協力的であったり、単身赴任である場合、同じようなケースに追い込まれている女性は多い。
そんな過酷な状況下のため「休む暇なく一人で家庭内のことをこなしている母親はブラック企業と変わりない!」ということで、この言葉が生まれたようです。
ワンオペ育児の実態
ワンオペ育児をしている母親の働く時間は、1日、16時間相当だといわれています。労働基準法では1週間40時間、1日8時間と決まっています。その倍の時間、しかもそれが毎日で休みがないのです。
いっそう仕事をしなければいい?
シングルマザーをのぞいて、経済的にそこまで不安定でなければ「働かなければいいんじゃない?」という意見があったりします。 仕事があるからこそ、ワンオペ育児のしんどさに拍車がかかるような感じもうけがちですが、 専業主婦で四六時中の子育て…とくに乳児期・幼少期は、仕事も大変だけど、仕事の方がまだ自分の時間(自分のペースで動ける)だという意見が多いんです。育児は喜びも沢山ありますが、1人で抱え込む育児・家事は、そんな母性論だけでは済まされない、精神的にも大きな負担があるのです。
そもそも多くの男性がおもいがちな「仕事よりも家事育児の方が楽」という誤った考え方が、ワンオペ育児に拍車をかけているのが事実です。
パートナーのいるワンオペ育児よりシングルの方がまだいい…
周り両親など助けてもらえる環境でない場合、シングルマザーはワンオペ育児確定です。パートナーがいる時、ワンオペ育児が原因の一つで、離婚を選択したのに…本末転倒ではないか?そんなことを言う人もいますが、必ずしもそうではありません。
むしろ、非協力的なパートナーの多くは、自分のこともろくにしてくれない…服のぬぎっぱなし、食べたあと片づけもしない…そのくせ家事などに文句をつけてくるケースなど、大きな子供が1人いる大変さがあるのです。そのストレスだけでも減っただけ、ラクだという意見が大半です。
ワンオペのしんどさから逃れたいために選んだ風俗の道
これまで見てきた通り…ワンオペ育児の当事者たちはとにかく時間がないんです。そんな忙しすぎる毎日から逃れるために、風俗の道を選んだ女性は多いです。
実際、ビガーで取材した女性の以前の1日スケジュールを聞いたとき、自分の時間を確保するには、睡眠時間を削るしかないじゃない?という、過酷な状況だったことが多々あります。
そんな女性たちは風俗で働くことによって、お金ももちろんですが、とくに自分の時間が持てた事が大きな利点としてあげています。
お金・時間に余裕ができることで、精神的な余裕につながり、既婚を保つ自信につながった女性がいる。 シングルでの子育てに自信がついたという女性がいるのが事実。
風俗のお仕事は、否定的な人は多いです。しかし、きれいごとをぬきにして、地獄のワンオペ育児を経験しているママたちにとって、一種の逃げ道的職業なのかもしれません。