飲む点滴「甘酒」の効果

飲む点滴「甘酒」の効果

2018/01/25
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甘酒というと、甘くて体がポカポカと温まって、冬に飲みたくなる飲み物。

名前には「酒」とついているけれど、実は子供や妊婦さん、授乳中の方でも飲める甘酒もあるんです。

飲む点滴と言われるほど栄養豊富な甘酒は、栄養摂取や疲労回復にも効果的です。

クリスマスや忘年会、お正月に新年会と忙しさが続く年末年始・・・。

甘酒を飲んで、綺麗で元気に1年のスタートを切ってみませんか?!

もくじ
1.甘酒の種類
2.甘酒の美容効果
3.甘酒の作り方
4.まとめ

1.甘酒の種類

甘酒には米麹から作られたものと、酒粕から作られたものの2種類があります。

子供や妊婦さん、授乳中の方でも飲める甘酒は、ズバリ米麹から作られた甘酒になります。

米麹の甘酒は、水とお米を混ぜて発酵させて作られているため、アルコールは一切含まれていません。

米麹の甘酒には独特の風味はありますが、米麹本来の甘み成分であるブドウ糖とオリゴ糖を含んでいるため、お砂糖を使用しないで作られています。

一方酒粕から作られた甘酒は、酒粕自体がお酒を作った時のカスなので、温めたとしてもアルコールは残ります。

また酒粕の甘酒はそのままだと甘みがなく美味しく飲むことが出来ないため、お砂糖を入れて味を調整するのが一般的です。

そうすると、お砂糖を加えていない米麹の甘酒よりも、酒粕の甘酒の方がどうしてもカロリーが高くなります。

スーパーなどで販売されているもののほとんどは、酒粕の甘酒でが、「飲む点滴」と呼ばれているのは、米麹の甘酒の方なのです。

2.甘酒の美容効果

栄養豊富な飲む点滴「米麹から作られた甘酒」にはどのような美容効果があるのでしょうか?

・ダイエット

米麹の甘酒には、甘み成分であり、満腹感が得られやすいブドウ糖、腸内環境を整えるはたらきをするオリゴ糖が含まれています。

さらにダイエット効果があり、脂肪を消化してエネルギーに変えるリパーゼという酵素、代謝に働きかける酵素が100種類以上も含まれています。

酵素は代謝に欠かせない、とても大切な栄養素です。

体内の酵素が減ると、代謝が悪くなってしまい太りやすい体質になります。

しかし甘酒を飲むことで、酵素が代謝にはたらきかけ良くなることで、体内に溜まった老廃物や毒素が排泄されます。

また、米麹の甘酒は100mlあたり81Kcalと、低カロリーなので、ダイエット中に甘いものが欲しくなったりお口が寂しくなった時に飲むのもおススメです。

・便秘

甘酒は発酵食品なので、製造過程で乳酸菌が多く繁殖しています。

その中でも生きたまま腸に届く植物性乳酸菌が含まれているため、大腸の中の善玉菌の生成を活発にする効果があり、腸内環境を整える効果があります。

腸内環境が整うことで、善玉菌が増えて便を柔らかくするはたらきをし便秘の解消につながります。

また水溶性食物繊維も豊富に含んでおり、腸の動きが鈍くなった便秘や硬い便が溜まっている時の便秘にも効果的です。

腸内の善玉菌のエサとなるオリゴ糖も含まれているため、腸内細菌を増やす効果もあります。

・免疫力アップ

腸内の環境が整うことで、免疫力もアップします。

私たちの身体全体の免疫細胞の約60%は、腸の内側にあります。

そのため、腸内の善玉菌が増え腸が整うことで、免疫力もアップして風邪を引きずらく健康的な体を保つことが出来ます。


米麹の甘酒ばかり良いところを書きましたが、酒粕の甘酒が悪いという訳では決してありません。

酒粕から作られているため微量でもアルコールが含まれているため、飲むことのできる人は限られていて、又お砂糖を使用していることでカロリーは高くなってしまうのですが、美容を目的にするなら酒粕の甘酒にはとても効果があります!

・美肌効果

酒粕には、美肌成分である麹酸が多く含まれています。

麹酸にはトリアシルグリセロールというシミやそばかすの原因になるメラニン色素を防ぎ、メラニンの生成を抑えるはたらきをします。

また、肌のターンオーバーを活性化させ、美肌効果を持つビタミンB群や、お肌のもととなるタンパク質、保湿効果のあるセラミドも含んでいます。

他にも食物繊維やコラーゲンの成分も含まれていて、美肌効果はとても期待が出来ます!

肌の傷後が気になる方、色白になりたい方は是非試してみましょう。

一度にたくさん摂取するとカロリーも気になりますが、1日200mlを目安に続けてみると、効果も期待出来ます。

3.甘酒の作り方

<米麹の甘酒の作り方>

材料:米麹   200g
   お湯   500ml

1.米麹をボールに入れて、60℃くらいのお湯を入れて混ぜる。
2.混ぜたら炊飯器に入れて布巾をかける。
3.蓋をあけたまま保温する(60℃を超えないよう注意)。
4.6時間前後で完成。

・温度を60℃くらいに保つことで、甘みが作られます。
(温度が熱すぎると麹がだめになり、低くても甘くなる変化が起こりません。)


<酒粕の甘酒の作り方>

材料:酒粕   100g
   お湯   400g
   ショウガ 適量 
   砂糖   好みの甘さ 

1.酒粕をお湯に溶く。
2.お鍋で加熱しながら、ショウガと砂糖をいれる(味を見ながらお好みで)
3.一煮立ちしたら完成。

・溶かすだけで出来るので、とてもお手軽。
・お砂糖の量を少なくすることでヘルシーにはなりますが、続けるには美味しく飲めることも大切なので、お砂糖は気持ち少なめにしてみると良いでしょう。

4.まとめ

甘酒には2種類あり、目的によって飲み分けることをおススメします。

米麹で作った甘酒も酒粕で作った甘酒も、美容効果が期待出来るだけでなく、栄養価がとても高いので、日頃から続けていきたい飲み物ですね。

甘酒パワーで、今年も1年元気に頑張りましょう!

この記事のライター

shida

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