改めて緊急事態宣言について解説します

改めて緊急事態宣言について解説します

2021/07/29
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日本が金メダルラッシュに沸いています。しかしここで違和感を覚えるのが観客席を見たとき。そうです。ガラガラです。こんなにも多くのアスリートが素晴らしい成績を残している中、それを現地で目撃できないという事態が発生しています。これでは五輪を東京で行っている意味があるのかよく分かりません。

なぜこのような事態になってしまったのでしょうか。原因は新型コロナウイルスが再び全国に蔓延し、一部地域で緊急事態宣言が発令されたからです。

もちろんこの一部地域には大阪府も含まれます。飲食店は再び時短営業を強いられ、お酒の提供を制限されてしまいました。

そもそもコロナウイルスは感染症なので、人と人が接触しなければある程度の期間を置けば感染リスクを大幅に減らすことができます。

緊急事態宣言を発令する理由はここにあります。コロナをまん延させないためなのです。しかしこうもだらだらとコロナ禍を長引かせていいものか…と多くの人は怒りを通り越してあきれているものと思われます。

今回は緊急事態宣言とはどのようなものか、改めてご説明致します。

緊急事態宣言

【基本的な考え方】

緊急事態宣言区域では、感染拡大の主な起点となっている飲食の場面に対する対策の更なる強化を図るとともに、今後、従来株から B.1.617.2系統の変異株(デルタ株)に置き換わりが進むと推定されることを踏まえ、人の流れを抑制するための措置等を講じる、積極的な検査戦略を実施するなど、徹底した感染防止策に取り組みます。

緊急事態宣言区域から除外された地域(まん延防止等重点措置区域に変更された地域を含みます。)では、対策の緩和については段階的に行い、必要な対策はステージⅡ相当以下に下がるまで継続します。また、感染の再拡大がみられる場合には、速やかに効果的で強い感染対策等を講じます。

まん延防止等重点措置区域では、都道府県が定める期間、区域等において、飲食を伴うものなど感染リスクが高く感染拡大の主な起点となっている場面等に効果的な対策を徹底します。特に、緊急事態宣言区域で厳しい措置がとられることを踏まえ、隣接地域への感染の滲み出しを防ぐため、各都道府県の判断で対策強化を可能とします。

その他の感染の再拡大が認められる地域では、政府と都道府県が密接に連携しながら、重点的・集中的なPCR検査や営業時間短縮要請等を実施するとともに、まん延防止等重点措置を機動的に活用するなど、速やかに効果的で強い感染対策等を講じます。

こちらが基本的な考え方です。要約すると、「政府と都道府県が密接に連携しながら、重点的・集中的なPCR検査や営業時間短縮要請等を実施するとともに、まん延防止等重点措置を機動的に活用するなど、速やかに効果的で強い感染対策等を講じます。」ということです。

これだけでは分かりづらいですが、ただならぬことが起きているということは分かります。

緊急事態宣言について

(1)外出・移動

日中も含めた不要不急の外出・移動の自粛について協力してください。特に、

20時以降の不要不急の外出自粛

混雑している場所や時間を避けて行動すること

感染対策が徹底されていない飲食店等の利用は厳に控えること

の徹底をお願いします。

(2)催物(イベント等)などの開催

催物(イベント等)は、都県が設定する人数上限5000人かつ収容率50%などの規模要件に沿った開催を行うとともに、開催は21時までとしてください。併せて、開催に当たっては、業種別ガイドラインの順守を徹底し、催物前後の「三つの密」や飲食を回避するための方策を徹底してください。

(3)施設の使用

酒類又はカラオケ設備を提供する飲食店等(飲食業の許可を受けていないカラオケ店及び利用者による酒類の店内持込みを認めている飲食店を含みます。)は休業要請にご協力ください(酒類・カラオケ設備の提供及び利用者による酒類の店内持込みを取り止める場合は除きます。)。

それ以外の飲食店は、20時までの営業時間の短縮にご協力ください。(宅配・テイクアウトは除きます。)

多数の方が利用する施設で、建築物の床面積の合計が千平方メートルを超える施設は、イベント関連施設を除き、20時までの営業時間の短縮にご協力ください。また、イベント関連施設は、都県が設定する人数が設定する人数上限5000人かつ収容率50%などの規模要件に沿った施設の使用や21時までの開催にご協力ください。

事業者は、業種別ガイドラインを遵守してください。

都県から飲食店に対して、「入場者の整理等」「入場者に対するマスクの着用の周知」「感染防止措置を実施しない者の入場の禁止」「会話等の飛沫による感染の防止に効果のある措置(飛沫を遮ることができる板等の設置又は利用者の適切な距離の確保等)」などの措置の要請があった場合は、協力してください。また、人が密集することなどを防ぐため、「入場者の整理等」を行う場合は、入場整理等の実施状況をホームページなどを通じて広く周知してください。

路上・公園等における集団での飲酒はしないでください。

引用 https://corona.go.jp/emergency/

こちらが代表的な緊急事態宣言の行動制限になります。要は不必要な外出をしないでほしい。そのためにある程度自由を制限させていただくということだと思います。

まとめ

予想以上に細かいルールだということが分かって頂けたでしょうか。この難しいルールがかえって国民の反発を招いているという声もあります。しかしながらルールを順守と、コロナ禍を生き抜くほかありません。ルールを著しく守らない場合は都や府に訴えられる可能性もありますので、ご注意しましょう。

この記事のライター

アイ

アイ

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