新型コロナウイルスのデルタ株とは?

新型コロナウイルスのデルタ株とは?

2021/08/19
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8月19日、大阪府では新たに2443人の新型コロナウイルス感染が確認されました。8月18日の2296人に続き、2日連続で2000人を超えて、過去最多を更新しました。また新たに基礎疾患のない20代の男女2人を含む21人の重症患者が確認されています。  兵庫県では1078人の新規感染者が確認され、2日連続で1000人を超えました。  さらに滋賀県で232人、奈良県で173人、和歌山県で84人の感染が確認され、いずれも過去最多を更新しました。  このほか、京都府では406人、徳島県では52人の新型コロナウイルス感染が確認されています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fd4fee1f7557243b4c18121522aa5a9ce76988eb

新型コロナウイルスのデルタ株が猛威を振るっています。ワクチン接種が進んでいる海外でもここに来てコロナ感染者が増えてきており、デルタ株というものがまん延しているせいらしいのです。

国内では主要都市に未だに緊急事態宣言が発出されました。大阪ではなんと連日の2千人越え、そのほかの関西地区でも感染者がここに来て一気に増え始めてきています。

多くの人はこう思っていると思います。「ワクチン接種が進んでいるのにどうして」

日本では確かにワクチン接種がここにきて進んでいる。これは事実です。

国民の半数が1回目のワクチン接種を終えました。1回目でもワクチンは未接種に比べ効果を発揮します。それではどうしてここにきて過去に例をみない感染拡大が起きているのでしょうか。その理由をご説明します。

デルタ株とは

全国の重症者数が最多となり、1日当たりの新規感染者も2万人を超えた新型コロナウイルス。過去最悪の「第5波」は、感染力が極めて強いインド由来のデルタ株まん延が最大の要因だ。ワクチン接種だけでは猛威を抑え切れないとみられ、流行収束の見通しは立たない。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021081300785&g=soc

感染拡大の原因は記事にある通りデルタ株によるもです。デルタ株はインド由来の変異したコロナウイルスで、従来のコロナウイルスより感染力が強いと言われています。

 国立感染症研究所によると、デルタ株の感染力は従来株の約2倍で、第4波で猛威を振るった英国由来のアルファ株の約1.5倍と推計される。重症化リスクなども従来株より高いとされるが、詳細は不明だ。
 感染力については、感染者1人が他の8~10人程度に広める水痘(水ぼうそう)に匹敵するとの報告もある。感染研によると、感染拡大が進んだ結果、陽性者に占める割合は関東では90%以上、関西では80%に達したと推定される。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021081300785&g=soc

このデルタ株は日本にも一気に広がりました。感染力だけでなく重症化リスクも従来のコロナウイルスより強いということです。

ワクチン接種すると安心なのか

結論から申し上げますと、安心と言い切ることはできません。ワクチンはデルタ株の発症予防効果があるとされていますが、100%ではありません。

しかしここで「ワクチン意味ないのか」と思わないで頂きたいと思います。

ワクチン接種によりデルタ株の重症化も予防すると言われているため、まったく無意味という訳ではないのです。

最近はワクチンの接種が進んできたことで、副反応についても注目されるようになりました。熱が出る人、体調を崩す人も出てきており、若い人には接種控えの声も根強いとの声が出ています。

しかし、現状ではこれらの体調不良は一時的で、のちに収まるという方が圧倒的多数です。ワクチンを控えて新型コロナウイルスにかかってしまうと、これは元も子もありません。新型コロナウイルスの後遺症はワクチンの副反応よりも恐ろしいですし、つらい思いもします。

持病がある方はかかりつけの医師と相談し接種するかどうか決めるべきですが、特に持病がない方はコロナに罹るよりはましと考え、接種を検討してみてもいいと思われます。

まとめ

デルタ株についてご説明しました。新型コロナウイルスは新しいウイルスであり、変異を繰り返しているため、常に最新の情報を得るようにしましょう。この記事もあくまで2021年8月19日までの情報ということで、書いています。

風俗店なども以前のように営業できなくなっています。この機危機を乗り越えるために私たちができることは3つ。ワクチンを接種すること、マスクをすること、人混みを避けるということでしょう。

これらを厳格に守れば感染の可能性は一層低下します。いずれにしても現時点の感染拡大も、多くの人が出歩いているということが原因です。しばらくは不要不急の外出をせず自粛するということが、最善の感染予防策と言えると思います。

この記事のライター

アイ

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